2017年1月に上演される東京・天王洲 銀河劇場にて舞台『デルフィニア戦記』第一章。これを記念した特別企画として、東京・南青山レストランバー「Blimp Club」にて10月16日(日)と10月23日(日)の2日間限定で、コラボ・カフェ「デルフィニア・カフェ」としてオープンした。1日目となった10月16日(日)には、主役のウォル役を演じる蕨野友也が来店し、囲み会見が行われた。
カフェは落ち着いた雰囲気で、『デルフィニア戦記』にぴったりだ。店内には、原作の美麗な複製原画や、オリジナル・グッズ「王家のティーカップ」などを展示。さらに、このカフェでしか観ることができないスペシャル映像や、『デルフィニア戦記』にちなんだオリジナルフードやドリンクも楽しめるようになっている。また、このイベントでしか手に入らないデザインの舞台公演スペシャルチケット(2種類)も販売される。
カフェオープン前に、囲み会見に登壇した蕨野は「長年愛されてきた作品を舞台化するということで、非常に緊張しています。今年に入ってからずっと、『デルフィニア戦記』のことで頭がいっぱいです。みんなを引っ張っていくことももちろんですが、経験のある先輩方の胸をお借りして、無事に公演を終えたいなと思っています」と心境を明かした。
本作は、シリーズ誕生から20年以上の時を経て、初舞台化されることとなるが、「ファンの期待を裏切らないためにどうすればいいか、このお話をいただいてからずっと考えているんです。僕らしくいることが正解なのか、原作を愛し続けることが正解なのか、まだ模索している段階ですが、今日のイベントにも多くのお客様が足を運んでくださるのを目の当たりにして、改めて色々な意味で『・・・やらなきゃな!』と思っています」と語った。
続いて、舞台の見どころについては「原作を読まれている方が、ここは絶対欲しいというポイントをしっかり押さえた台本になっています。もちろん“ペールゼンとの一騎打ち”や“リィとの旅”などのシーンも小説から引用されていますので、きっと客様に満足していただけるのでは。演出の児玉明子さんも、数々の有名な作品を手掛けられている方なので、しっかりと迫力のあるものに仕上がるんじゃないかと期待しています」と解説。
さらに、ファンタジー戦記ということで、期待されるアクションや殺陣については「これまでアクションの経験はあるのですが、殺陣は何年か前に少し練習したぐらいなんです・・・。これから殺陣の練習と稽古を同時進行でやっていきます。山本亨さん(ペールゼン役)の殺陣が素晴らしいとお聞きしてますので、ペールゼンとの戦いで引けを取らないぐらいの気持ちで挑みたいと思っています」と意気込んだ。
囲み会見の終了後には、最初の来店客に蕨野がオリジナル・ドリンク「獅子の紋章カフェ・ラテ」をサーブするというサプライズも行われた。サーブ後も、蕨野はファンと交流を楽しみ、退場時には集まったファンから大きな拍手を受けていた。
カフェの入り口には、オープン前からファンによる長蛇の列が出来上がるほど盛況だった。デルフィニア・ファンは必見だ。「デルフィニア・カフェ」の次回オープンは10月23日(日)。営業時間は11:00~21:00までとなっている。
舞台『デルフィニア戦記』第一章は、2017年1月20日(金)から1月29日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演される。チケットは、11月27日(日)10:00より一般発売開始。先行発売などの詳細は、公式ホームページにてご確認を。
(C)茅田砂胡(C★NOVELS/中公文庫)・舞台「デルフィニア戦記」製作委員会