累計発行部数3億2000万部を誇り、国内外で絶大な人気を集めるマンガ「ONE PIECE」の世界と四代目市川猿之助による「スーパー歌舞伎II」が奇跡の融合を果たした舞台『スーパー歌舞伎II ワンピース』。2015年10月から2016年4月にかけて東京・大阪・福岡で上演され大きな話題を呼んだ本作が、2016年10月22日(土)より“シネマ歌舞伎”として全国公開される。
本作で描かれているのは、頂上戦争編。「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を探し航海を続ける海賊・麦わらの一味は、次なるステップ「新世界」への入り口となるシャボンディ諸島で海軍とぶつかり、戦いの中で散り散りに・・・。一人になったルフィの元に「兄・エースが処刑される」という知らせが届く。エースを救出するため、侵入不能とされる海底監獄インペルダウンを突破するルフィだが、エースは海軍本部に移送されてしまった後。そしてついに海軍本部マリンフォードを舞台に、エースを救おうとするルフィや白ひげ海賊団と、海軍による壮絶な戦いがはじまる・・・!!
主人公・ルフィ役を演じるのは猿之助。そして、その兄・エース役を演じるのは、2月に上演された『ホテル・カルフォリニア~HOTEL CALFORINIA~』で主演を務め、現在放送中の土曜時代劇『忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~』(NHK)に礒貝十郎左衛門役で出演している福士誠治だ。福士は、『空ヲ刻ム者』に続き二作目の「スーパー歌舞伎II」出演となる。ほとんどの出演者が歌舞伎俳優という舞台の中で、物語のキーパーソンとなるエースという役柄を魅力たっぷりに演じた。
“火拳のエース”の異名を持つエースは、メラメラの実の能力者。その技は、本火(ほんび)という実際に火を使って行う演出や、プロジェクションマッピングによって表現された。外見だけでなくキャラクターもしっかりと捉えたその再現度の高さに、SNSなどでは「まさにエースそのもの!」と絶賛の声が上がっていた。原作そのままの名シーン、「愛してくれて、ありがとう」とエースがルフィに語りかけるシーンは必見だ。
シネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎II ワンピース』は、10月22日(土)より東劇、新宿ピカデリー他にて全国公開される。
(C)尾田栄一郎/集英社・スーパー歌舞伎II「ワンピース」パートナーズ