アミューズ所属の俳優たちによって結成された劇団プレステージと、京都の人気劇団ヨーロッパ企画がタッグを組み、ミュージカル公演を上演することが発表された。これは、10月4日(火)21:00に放送された配信番組「STOLABO TOKYO(ストラボ東京)」内にて明らかとなったもの。かねてより交流のあった東西二つの劇団が、満を持してのコラボレーションとなる。
劇団プレステージは、2005年に結成、2010年に旗揚げされた劇団で、昨年結成10周年を迎えた。2016年2月には、脚本にNON STYLEの石田明を迎え『君のそばにいたいのに』を上演、9月には約1年振りの本公演『リサウンド~響奏曲~』を上演し話題を呼んだ。さらに、コミュニティFM・渋谷のラジオにてレギュラーDJを務めるなど、精力的な活動を続けている。
一方ヨーロッパ企画は、1998年に結成され、京都を拠点に新しいコメディのカタチを模索し続けている劇団。近年では「企画性コメディ」として、特殊な劇構造や大がかりな仕掛け、誰もやらなさそうな思いつきに根ざした珍しいコメディを模索している。舞台以外にも、多方面にわたってコンテンツ制作を展開。現在、第35回公演『来てけつかるべき新世界』で全国ツアー中だ。
劇団プレステージとヨーロッパ企画は、2011年に舞台『スピリチュアルな1日』にて劇団プレステージの今井隆文・猪塚健太と、ヨーロッパ企画の諏訪雅が共演したことに始まり、2013年には舞台『ぶっせん』、2015年には『TOKYOHEAD~トウキョウヘッド~』(脚本・演出:上田誠【ヨーロッパ企画】、今井隆文が出演)や『久馬君と石田君の演』(今井隆文と諏訪雅が共演)などで数々の接点を持ってきた。
今回の公演では、脚本・演出をヨーロッパ企画の諏訪が手掛ける。出演は、劇団プレステージより猪塚健太、今井隆文、加藤潤一、城築創、高橋秀行、長尾卓也、原田新平が参加。ヨーロッパ企画からは、石田剛太、角田貴志、諏訪雅、本多力が名を連ねた。さらに、『来てけつかるべき新世界』にも出演している藤谷理子も出演する。
上演決定にあたり、ヨーロッパ企画の諏訪と劇団プレステージの今井からコメントが届いている。
◆諏訪雅(ヨーロッパ企画)
劇団プレステージさんと一緒に舞台をするなら、プチミュージカルみたいなものが作りたいなあと思っていましましたが、前回の劇団プレステージさんの公演を拝見したところ、今井さんがとても気持ちよさそうに歌っていらしたので、今回は今井さんには決して気持ちよく歌わせないようにしないとなと思っています。
◆今井隆文(劇団プレステージ)
僕が演劇に興味を持ってから、ヨーロッパ企画は憧れの集団でした。これは夢なのでしょうか?いつか、劇団プレステージと何か一緒にできたら・・・とずっと思っていました。それが、2016年の12月に叶います。
諏訪さんとの共演は、今回で6回目です。そしてなんと、脚本・演出を担当していただきます。あ~、どんな話になるのだろうと今からワクワクしております。人生何が起こるか、本当にわかりません。ヨーロッパ企画と劇団プレステージの名前が並ぶ日が来るとは!演劇の先輩たちと集団同士で「劇」を作れることが、楽しみで仕方ありません!この顛末は、劇場で!お待ちしております!
劇団プレステージ×ヨーロッパ企画『タイトル未定』(ミュージカル公演)は、12月7日(水)から12月20日(火)まで東京・CBGKシブゲキ‼にて上演される。チケットは、11月5日(土)10:00より一般発売開始、なお、10月6日(木)より劇団プレステージファンサイト「P1」にて本公演のチケット最速先行受付がスタート。