結成20周年を迎える阿佐ヶ谷スパイダースの『はたらくおとこ』が、2016年秋に再演される。阿佐ヶ谷スパイダースは、長塚圭史が主宰する演劇ユニット。本作は2004年に初演され、全国9都市を回り約14,800人を動員した。また、長塚は本作の作・演出が評価の一端となり、第55回芸術選奨文部科学大臣新人賞と第4回朝日舞台芸術賞を受賞している。
出演者は、池田成志、中村まこと、松村武、池田鉄洋、富岡晃一郎、北浦愛、中山祐一朗、伊達暁、長塚圭史。北浦以外の俳優陣は初演にも出演しており、約12年の歳月を経て再結集する。
【あらすじ】
幻のリンゴを作り出す夢に破れた男たちは、朝から晩までまんじりともせず、今やもうすることもなく閑散とした事務所でストーブの小さな炎を囲み、北国の大雪を見つめている。雪はまるで借金のように降り積もってゆく・・・。もはや東京に帰る場所もない。
そんなある日、地元の若い女が運び込んだ幸運の液体。その液体を手に、男たちは手段を選ばず暴走しはじめる。そう、すべては幻のリンゴ栽培を再開するために。運命を打開すべきチャンスが目前に迫った時、アイツがトラックに乗ってやってきた!
阿佐ヶ谷スパイダースPresents『はたらくおとこ』は、11月3日(木・祝)から11月20日(日)まで東京・本多劇場にて上演される。その後、福岡・広島・大阪・愛知・岩手・宮城にて公演予定。東京公演のチケットは、9月11日(日)10:00より一般発売開始。