2016年9月に東京・ポケットスクエア/ザ・ポケットにて『アヒルと鴨のコインロッカー』の上演が決定した。原作は伊坂幸太郎の傑作青春ミステリーで第25回吉川英治文学新人賞を受賞し、2007年に映画化されている。舞台化は今回が初。脚本・演出は、演劇プロデュースユニット「空想組曲」主宰のほさかようが手掛ける。上演にあたり、ほさかからコメントが届いた。
◆ほさかよう(脚本・演出)
10年前に初めてこの本を読み終えた時、目の前の世界が歪むほどの切なさと感動を覚えました。あの時感じた心の動きを、舞台ならではのやり方で伝えたいと思います。ご期待ください。応えますので。
出演者には、演劇集団キャラメルボックスの多田直人、つかこうへい七回忌特別公演『新・幕末純情伝』で土方歳三役を演じる細貝圭、OOPARTS第3弾『HAUNTED HOUSE』での好演が光った清水由紀、舞台『黒子のバスケ』THE ENCOUNTERの高尾和成役で注目を集めた山田ジェームス武などが決定。
【あらすじ】
「ずっと誰かが来るのを待ってたんだ」
引っ越してきたばかりの大学生・椎名は、隣人の河崎と名乗る男にいきなり本屋強盗に誘われる。引きこもりがちな外国人のドルジ、ペットショップを経営する麗子、そして2年前に同じアパートに住んでいたという琴美。彼等の奇妙な関係と隠された謎が明らかになる時、過去からつながる物語は終幕へと向かう・・・。
『アヒルと鴨のコインロッカー』は、9月14日(水)から9月19日(月・祝)まで東京・ポケットスクエア/ザ・ポケットにて上演される。チケットは、7月23日(土)10:00より一般発売開始。