2016年7月7日(木)より、東京と大阪で『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』が開幕する。本作は松尾スズキの書き下ろし最新作で、戦場ボーイズラブ道中譚(ロードムービー)として、国境も性別も生死も越えて“居場所とは何なのか?”を問う物語となっている。
舞台は、内乱状態にあるアジアのとある架空の国。そこでは非合法の男性売春が横行しているという噂があり、観光客や地元好事家たちを踊りで楽しませる美しい少年ダンサーたち「ゴーゴーボーイ」が怪しいとかれて いる。現地に潜入したベストセラー作家の永野は、「ゴーゴーボーイ」の一人トーイの危険な美しさに魅了され、様々なアクシデントに巻き込まれていく。一方、日本で永野の帰りを待つ元女優の妻ミツコは、実は浮気をしているものの夫が行方不明になった悲劇のヒロインとして現地に向かうことを余儀なくされる・・・。
出演は、ベストセラー作家永野役に阿部サダヲ、美しき「ゴーゴーボーイ」トーイ役と永野の妻ミツコと不倫関係にある元マネージャーの オカザキ役という二役に岡田将生、夫を思いつつ浮気に走る妻ミツコ役に寺島しのぶ、永野の先輩ジャーナリスト八木役に吹越満。少年たちの運命を握るインテリアデザイナーのアンディ・ジャー役は松尾自らが演じる。この他、皆川猿時、池津祥子をはじめとした大人計画のメンバーや、松尾作品初出演となる岩井秀人(ハイバイ主宰)や、阿部翔平など。
また、出演者でもある伊藤ヨタロウが音楽を手掛け、女性邦楽ユニット「綾音」とコラボレーションしている。
『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』は、7月7日(木)から7月31日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、8月4日(木)から8月13日(土)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。