今年2月に開催された第88回アカデミー賞授賞式で、映画『ブリッジ・オブ・スパイ』の演技で助演男優賞に輝いたマーク・ライランスが、ロンドン・ウェストエンドの舞台『Nice Fish』に出演することが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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彼の妻クレア・ヴァン・カンペンが演出し、ライアンが詩人ルイス・ジェンキンスと共同脚本を手掛ける本作の舞台は、凍てつくミネソタ州の湖。分厚い湖の氷が、ミシミシときしんで解け始める頃に、最後のアイス・フィッシングを楽しもうと湖に出た男2人が、人生について大きな答えを見出していく…というストーリー。
本作はジェンキンスの本が下敷きとなっており、昨年、ミネソタ州ミネアポリスのガスリー・シアターで初演され、その後にブルックリンのアンズ・ウェアハウスでも上演されている。ウェストエンドでの公演は、3度目のリバイバル公演となる。2度のアメリカ公演で、マークの相棒を務めたジム・リッツチャイドル(『The Confession of Lee Harvey Oswald(原題)』)が、ウェストエンド版に続投することが期待されている。
今までにマークは、『ボーイング・ボーイング』と『Jerusalem』の演技でトニー賞演劇部門主演男優賞、『十二夜』で同部門助演男優賞を受賞。『リチャード三世』では、同部門主演男優賞にノミネートされた輝かしい経歴を持っている。
マークは今秋に、ブロードウェイの舞台『Farinelli and the King』に登板するのではないかと報じられていたが、『Nice Fish』への出演を選んだようである。『Nice Fish』は、ウェストエンドで11月半ばから3ヶ月間にわたって公演が行われるとのことで、上限劇場や公演日などの詳細は追って発表される予定。