現在ロンドンのウェストエンドで上演中のミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』が、ブロードウェイへ舞台を移すとのニュースを以前お伝えした。そのブロードウェイ版で、ミュージカルドラマ『SMASH』に出演していたクリスチャン・ボールが、主役ウィリー・ウォンカを演じることが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
ロアルド・ダールの児童書「チョコレート工場の秘密」は、1971年にジーン・ワイルダー主演で『夢のチョコレート工場』として映画化。2005年には、ジョニー・デップ主演で『チャーリーとチョコレート工場』として甦っている。ウィリー・ウォンカによって経営される、謎に包まれた不思議なチョコレート工場を見学できる‟ゴールデン・チケット”を手に入れたチャーリーをはじめとした5人の子ども達。彼らが体験する驚きの世界を、イマジネーション溢れるヴィジュアルとブラックユーモア満載で描き出す作品だ。
ブロードウェイ版で演出を手がけるジャック・オブライエンは、「思いつく限り、クリスチャンはウィリー像を作り上げることができる最初の・・・いや、唯一の人物です。彼が持つ鋭さや子どもが醸し出すようなファンタジー性、本物のスターとしての魅力とミステリアス感といった組み合わせは、この役を演じるためにピッタリな要素です」と、インタビューで語っている。
昨年にクリスチャンは、『Something Rotten!』の演技でトニー賞ミュージカル部門助演男優賞を受賞し、2012年にもミュージカル『ピーターと星の守護団』で同賞に輝いている。また、スクリーンでは『SMASH』のほか、米NBCの実写版ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック LIVE!』と『Peter Pan Live!』にも出演。今秋からは、ブロードウェイミュージカル『Falsettos』に登板することも決定している。
クリスチャンが出演する『チャーリーとチョコレート工場』は、ラント・フォンタン劇場にて、2017年3月よりプレビュー公演が開始される予定。ロンドン・ウェストエンド版は、シアター・ロイヤル・ドルリー・レーンにて絶賛上演中。