2016年8月に東京・明治座にて『TARO URASHIMA』の上演が決定した。本作は、お伽話『浦島太郎』をモチーフにアクの強い登場人物たちがシュールに繰り広げるオリジナルファンタジーミュージカル。これまで、歴史物や時代劇を過去6作品製作してきたる・ひまわり×明治座が、歴史とは別の観点で新たなシリーズを始動させる。
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今回、題材として選んだのは“おとぎ話”。日本人なら誰もが知る物語を、新たな解釈でリメイクし、脚本を手がけるのは劇団表現・さわやか主宰の池田鉄洋。演出は、これまでも数々のる・ひまわり×明治座の作品を手がけている板垣恭一。
出演は、生まれながらのトラブルメーカー・浦島太郎役に木村了、ヒロインの乙姫役に上原多香子、乙姫のじいや的存在でネガティブシンキングなカメ役には斉藤暁、太郎の友人の漁師で、家族思い・友達思いのムサシ役は崎本大海、スーパースター・帝役に和泉元彌(特別出演)、そして美しいが嫉妬深い竜王の正室にとよた真帆。
このほか、滝口幸広、辻本祐樹、原田優一、土屋シオン、碕理人、森田涼花、竹内寿、中村太郎、月岡弘一、桝井賢斗、香山圭祐、塩川渉、角島美緒、二瓶拓也、高木稟、大堀こういち、舘形比呂一、坂元健児が名を連ねる。
今回の発表に伴い、脚本の池田、出演の木村、上原からコメントが届いている。
◆池田鉄洋(脚本)
子供の頃、母に読み聞かせてもらった浦島太郎。その物語はとてもシンプルで、今でもソラで語れるほどに覚えています。「浦島太郎でミュージカルを」そう聞いて、私はあらためて浦島太郎の物語を読んでみました。謎だらけでした。なんで漁師なのに亀を助けるの? なんで乙姫は玉手箱なんて『老人になる罠』をプレゼントするの?なんで浦島は「開けるな」と言われたそれを開けちゃうの?まったくもって謎だらけです。その謎にきっと、とんでもない面白さが隠れているのだろうと、私はワクワクしながら脚本を書いているのです。
◆木村了(出演)
皆さんこんにちは。明治座8月公演『TARO URASHIMA』に浦島太郎役で出演させて頂きます!国民的な昔話の主人公を演らせて頂く事に、大変光栄な気持ちと共にプレッシャーも程よく感じております。共演の皆さんもとても個性豊かな魅力的な方々なので、楽しみにしていて下さい。そして、『TARO URASHIMA』の世界を堪能して頂けるように、座組一丸となって創って参ります。
◆上原多香子(出演)
『TARO URASHIMA』で乙姫役を演じさせて頂くことになりました、上原多香子です。誰もが知っている有名なおとぎ話『浦島太郎』。その物語がミュージカルとして上演されると聞き、舞台上でどのようにして描かれるのかとても興味を持ちました。子どもながらに抱いた玉手箱の謎など、どんな作品になるのか私もワクワクしております。浦島太郎をモチーフに今年、新たに生まれ変わるオリジナルファンタジーミュージカル『TARO URASHIMA』お楽しみに!
オリジナルミュージカル『TARO URASHIMA』は、2016年8月11日(木・祝)から8月15日(月)まで東京・明治座にて上演される。チケットは、6月18日(土)より前売開始。