2016年4月27日(水)より東京・天王洲 銀河劇場にて『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter』の上演が始まった。本作は、2001年にドラマ『Pure Soul』(日本テレビ)として生まれ、2004年に韓国映画としてリメイクされ大ヒット(日本では2005年公開)。朗読劇としては、2010 年に初演され、今回で8度目の上演となる。脚本・演出は、舞台『スイッチを押すとき』などで知られる岡本貴也。出演キャストは、日替わりで男女がペアを組んで登場する。
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今回登場するペアは、相葉裕樹×日笠陽子、小林豊×佐野ひなこ、染谷俊之×近野成美、平間壮一×和音美桜、廣瀬智紀×入来茉里、福山潤×田中美里、前田公輝×徳井青空、矢崎広×三倉茉奈、竜星涼×真野恵里菜(男性キャスト50音順)。
8thの初日に登場したのは平間壮一×和音美桜ペア。物語は、建築現場で働く浩介とアパレル会社に勤める薫が、それぞれの日記を交互に読む形で進められる。お互いの第一印象は最悪。だけど、なんだか気になる存在。少しずつ二人が心を通わせ、惹かれあっていく様子を、時にコミカルな表現を交えながら丁寧に描いていく。
幾多の困難を乗り越えて、やっと結ばれた二人。しかし、幸せな生活に悲劇が少しずつ忍び寄る。それは“記憶が消えていく”という「死」よりも切ない別れだった。薫の身を襲ったのは“若年性アルツハイマー”。少しずつ自分を失っていく薫を、浩介は支え尽くす決意をするのだが・・・。
「・・・私の頭の中には消しゴムがあるの。覚えていることも、これから覚えることも、全部消えていく。だからお願い、優しくしないで。忘れてしまうから―」
前回公演のアンケートでは、観客から「言葉がありません。お二人の朗読に引き込まれ、聞き入りました。鳴り止まなかった拍手がすべてを物語っていたと思います」、「前半は笑いありでしたが、後半は切なくて切なくて・・・涙が止まりませんでした。素敵な作品に出会えたことに、感動しました」、「キャストが変わると、まるで違う公演のように感じる不思議な作品ですね」といった声が届いている。
なお、今回二回以上観劇した人全員に特製パネル(A4)をのプレゼント。パネルには、出演者18 名がそれぞれ指輪を手に恋人を想うシーンが収められている。
「忘れてもいい。君が忘れたら、また今までのことを全部話す。何回でも話すよ。・・・俺がそうやって話す度に、薫は毎回、新しく恋をするんだ―」
浩介の台詞のように、ペアからペアへ語り継がれ、繰り返される珠玉のラブストーリー。演じ手の違いによって生まれるそれぞれの物語を、ぜひ味わってほしい。
『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter』は、2016年4月27日(水)から5月8日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演。出演キャスト、公演スケジュールは以下のとおり。
■日程:2016年4月27日(水)~5月8日(日)
4月27日(水)19時 平間壮一×和音美桜
4月28日(木)13時 前田公輝×徳井青空/19時 平間壮一×和音美桜
4月29日(金・祝)14時 矢崎広×三倉茉奈/19時 竜星涼×真野恵里菜
4月30日(土)13時 染谷俊之×近野成美/18時 福山潤×田中美里
5月1日(日)12時 染谷俊之×近野成美/17時 相葉裕樹×日笠陽子
5月2日(月)19時 竜星涼×真野恵里菜
5月3日(火・祝)13時 矢崎広×三倉茉奈
5月5日(木・祝)12時 福山潤×田中美里/17時 廣瀬智紀×入来茉里
5月6日(金)19時 小林豊×佐野ひなこ
5月7日(土)12時 廣瀬智紀×入来茉里/17時 小林豊×佐野ひなこ
5月8日(日)12時 相葉裕樹×日笠陽子