主演オードリー・ヘプバーンの鮮やかな笑顔と気品が印象的な、名作映画『ローマの休日』がミュージカルの舞台として蘇ることが分かった。
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本作は、20世紀に活躍した作曲家コール・ポーターの音楽を作品の軸に、2017年にまず米国西海岸で初上演となる予定。すでに同年秋のブロードウェイ公演実現を視野に入れているというニュースが、米Varietyなどによって報じられた。
コール・ポーターといえば、ミュージカルや映画音楽で数々の名曲を残したことで有名。1948年には、日本でもたびたび上演されているミュージカル『キス・ミー・ケイト』でトニー賞を受賞。数々の作品に使用されきた彼の楽曲の中から、「Night and Day」「Easy to Love」「Ev’ry Time We Say Goodbye」などが今回のミュージカルに含まれる予定だという。
ミュージカル版『ローマの休日』をプロデュースするのは、現在もブロードウェイで上演中のミュージカル『ビューティフル-キャロル・キング・ミュージカル』の製作チーム。『ビューティフル』は、2015年の1月にブロードウェイ公演を開始し、その年のトニー賞で7部門にノミネートされ、主演のジェシー・ミューラーは主演女優賞を受賞した大ヒット作品だ。同チームが手掛ける新作なだけに期待は大きい。
ミュージカル『ローマの休日』は、2017年5月24日から6月28日までサンフランシスコにあるゴールデン・ゲート劇場でのお披露目を予定している。秋のブロードウェイの上演の劇場や日程はまだ発表されていない。