松井玲奈が9代目沖田総司に!つかこうへい七回忌特別公演『新・幕末純情伝』上演決定

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「演劇界の風雲児」と評され、戦後の演劇界に一時代を築いた偉大な劇作家・つかこうへい。2016年は、2010年7月10日に62歳という若さで惜しまれつつこの世を去ったつかの七回忌にあたる。2016年3月7日(月)まで、つかの新作未発表戯曲『引退屋リリー』が上演される中、つかこうへい七回忌特別公演として6月に『新・幕末純情伝』が上演されることが決定した。

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本作は、幕末の京都を舞台に、新撰組の“沖田総司”が実は女だった・・・という、つかのユニークな着想のもと、1989年に初演された。以降、『熱海殺人事件』や『飛龍伝』と並ぶつかの代表的な作品として、幾度となく上演され続けている。なんといっても、この作品で最大の注目を集めるのは、紅一点となる沖田総司を演じる女優だ。初演では、当時新人だった平栗あつみが務め、1991年に映画化された際は牧瀬里穂が演じたほか、藤谷美和子、広末涼子、石原さとみ、鈴木杏、桐谷美玲、河北麻友子といった女優たちが体当たりで挑んできた。

今回、9代目となる沖田総司に抜擢されたのは、2015年8月にSKE48を卒業した松井玲奈。松井は、テレビドラマ『ニーチェ先生』(読売テレビ)塩山楓役での“怪演”ぶりが話題になり、注目を集めている。舞台は、これまで乃木坂46を兼任していた2014年に『16人のプリシンバル』、2015年に横山由依(AKB48)とともに主演を務めた舞台『マジすか学園 〜京都・血風修学旅行〜』に出演しているが、SKE48卒業後の舞台出演はこれが初となる。

演出の岡村俊一は、松井について「見た目の可憐さとは裏腹に、内面に潜む女優としての狂気に期待している」と抜擢の理由を語った。

「力のある者が勝つ!」つかが演劇界に残した言葉に従い、今回も実力ある男性キャストが集結するとのこと。続報が届き次第、お伝えする。

つかこうへい七回忌特別公演『新・幕末純情伝』は、2016年6月23日(木)から7月3日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて、7月6日(水)から7月17日(日)までは東京・紀伊國屋ホールにて上演。その後、7月22日(金)から7月24日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールでも上演される。

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