お笑いの世界をはじめ様々なエンターテインメントにて活躍する南原清隆と、狂言野村万蔵家九代目当主野村万蔵がタッグを組み、21世紀の笑いを探求してきた『現代狂言』シリーズはついに10回目となった。2016年2月14日(日)福岡県・大濠公園能楽堂での公演を皮切りに全国ツアーが開幕する。
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2002年、南原は、テレビ番組の企画で狂言と出会い、その普遍の笑いに魅せられた。狂言師野村万蔵と共に2006年に『現代狂言』を旗揚げ、以降、毎年上演し、古典の笑いと現代の笑いの比較やコラボレーションを作ってきた。出演者もスタート時の狂言師とお笑い芸人から、俳優、女優、武道家など様々なジャンルから参加。時代を超えた人間の喜怒哀楽を表現し、そこで語りかけるテーマは深い共感を呼び、年齢や性別を問わず、大きな感動と爆笑の渦を全国各地に巻き起こしてきた。
「ドラゴンキャッスル」(『現代狂言Ⅴ』より)
「現代狂言Ⅹ」は古典狂言「千切木」と新作現代狂言「不思議なフシギな鳥獣茶会」
(作 南原清隆 演出 野村万蔵)の2作品をご覧いただく。
出演者は、南原、万蔵のほか、佐藤弘道、セインカミュ/野村万禄(セインと万禄はWキャスト)、ドロンズ石本、森一弥・平子悟(エネルギー)、石井康太(やるせなす)、大野泰広、岩井ジョニ男(イワイガワ)三浦祐介、河野佑紀(萬狂言)。新作の音楽は稲葉明徳、和田啓。
古典狂言「六地蔵」(『現代狂言Ⅴ』より)
ますます期待が高まる『現代狂言X「狂言とコントが結婚したら?」』。
全員が客席に下りて観客と握手でお別れする恒例のカーテンコールもぜひお楽しみに。
公演日程は下記のとおり。
2月14日(日)福岡・大濠公園能楽堂
2月20日(土)宮城・松島町文化観光交流館
2月27日(土)島根・隠岐島文化会館大ホール
3月4日(金)~5日(土)東京・国立能楽堂
3月6日(日)埼玉・所沢市市民文化センター
3月12日(土)香川・琴平町 旧金毘羅大芝居(金丸座)
3月13日(日)愛媛・内子町 内子座
3月19日(土)岐阜・下呂交流会館