『サウンド・オブ・ミュージック』や『メリー・ポピンズ』といったミュージカル映画の名作で、主役を演じたジュリー・アンドリュース。近年は、童話作家としても活躍する彼女が、オーストラリアで上演される『マイ・フェア・レディ』を演出することが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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『マイ・フェア・レディ』の主人公は、ロンドンで花売りをしていた教養のないイライザ・ドリトル。そんな彼女が、ひょんなことから言語学教授のヘンリー・ヒギンズと出会い、淑女になるための礼儀作法を教わることに。ヒギンズの家に住み込んで厳しい指導を受けた彼女は、上流階級の貴婦人として社交界に華麗なデビューを飾る。しかし、実はヒギンズの研究対象にされていたことを知ったイライザは、ショックのあまり彼のもとを去ってしまう…というストーリー。
ジュリーは、1956年にブロードウェイで初演されたミュージカル版でイライザ役を演じ、1962年まで同役で舞台に登板。来年で初演から60周年を迎える本作を祝して、2016年8月にシドニー、オペラハウスのジョーン・サザーランド劇場にて、『マイ・フェア・レディ』がジュリー演出のもと甦ることとなった。
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同サイトのインタビューに応じたジュリーは、「11月にキャスティングを決めるために、シドニーに行くことを心待ちにしています。そして、この素晴らしいミュージカルを、再びよみがえらせることを楽しみにしています」と意気込みを語っている。本作を知り尽くしているジュリーが、どのように作品を演出するのか仕上がりが楽しみだ。