最新アルバム「1989」が大ヒットを飛ばしている世界の歌姫テイラー・スウィフト。今年5月には日本ツアーを大成功させた彼女が、自身の曲の使用許可を出して、オーストラリアの舞台カンパニーを救っていたことが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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豪シドニーにあるベルヴォア・ストリート・シアターで、今週に開幕する予定だった舞台『Seventeen』は、年配者の俳優らが17歳の役を演じ、学校で最後の日を過ごすという設定の作品だ。劇中で、テイラーの「Shake It Off」が使用されるはずだったが、土壇場になって音楽出版社から使用許可が降りなかったというのだ。
そこで、ソーシャルメディアでキャンペーンが展開され、舞台『マチルダ』の楽曲を手掛けるティム・ミンチン(『カリフォルニケーション』)らの協力もあり、テイラーが呼びかけに応答。テイラーが、「ベルヴォア・ストリート・シアター、許可するわ! 初演がうまくいきますように!」とツイートし、曲の使用許可を認めて舞台カンパニーの危機を救ったとのこと。
テイラーは、人気アクション・ヒーロー映画『X-MEN』シリーズの最新作『X-Men: Apocalypse』で、破壊エネルギーを発射するシンガー、ダズラー役を演じるとの噂が囁かれている。そうなれば、劇中でテイラーがパフォーマンスを繰り広げる可能性もあるため、いずれはブロードウェイの舞台へ進出、という展開も期待できるかもしれない。