ピーター・ブルック『Battlefield』11月来日公演、大叙事詩に再び挑む!

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御年90歳を迎えた、現代演劇界の巨匠で「生きる伝説」と呼ばれるピーター・ブルック。そのピーター・ブルックの最新作『Battlefield』が、2015年11月25日より新国立劇場中劇場にて上演される。今回、招聘される『Battlefield』は、ピーター・ブルックが30年ぶりに大叙事詩『マハーバーラタ』に挑むことで話題の作品だ。

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世界中の観客に衝撃を与えてきたピーター・ブルックは、日本の演劇史においても多くの人々の心を揺さぶってきた。1973年の『真夏の夜の夢』を皮切りに、上演時間9時間の大作『マハーバーラタ』や『カルメンの悲劇』などの来日公演、近年では2012年『魔笛』、2013年『ザ・スーツ』、そして昨年は、舞台創作過程のドキュメンタリーを映画化した『タイト・ロープ(邦題:ピーター・ブル ックの世界一受けたいお稽古)』で大きな反響を呼んだことは記憶に新しいところ。
『マハーバーラタ』とは、世界三大叙事詩のひとつにして、インド二大叙事詩のひとつ。「世界の始まり」から始まる壮大な物語は、その後、バラタ家(バーラタ)の争いを軸に進められる。ピーター・ブルックは1985年にこの『マハーバーラタ』を創作。「賭け」「追放」「戦争」の三部作にわけた全上演時間9時間に及ぶ大長編であり、現代につながる普遍的なテーマを浮き彫りにした。

脚本はピーター・ブルックのほか、ジャン・クロード・カリエール、マリ―=エレ―ヌ・エティエンヌが、演出はピーター・ブルックとマリ―=エレ―ヌ・エティエンヌが手掛ける。出演はキャロル・カルメラ、ジェア・マクニ―ル、エリ・ザラムンバ 、ショーン・オカラン。

90歳を迎えたピーター・ブルックが、今なぜ再びこの大叙事詩に挑むのか。そして、私たちに何を感じさせたいのか。今年9月にパリで世界初演を迎える『Battlefield』は、11月に日本へやってくるが、観客はその目撃者と体験者となるだろう。
『Battlefield』は2015年11月25日(水)~29日(日)、新国立劇場中劇場で上演。詳細はパルコホームページにてご確認を。

Peter Brook(C)Pascal Victor

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