2013年、座長・演出家の菜月チョビの文化庁海外派遣制度による1年間のカナダ留学をきっかけに、プロデュース公演を始めた劇団鹿殺し。座付き作家・丸尾丸一郎の脚本・演出によって、劇団の型におさまらない自由な構想をOFFICE SHIKAプロデュースとして舞台化してきた。その第三弾公演となる『竹林の人々』が、2015年7月30日(木)から東京の座・高円寺1にて上演される。
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OFFICE SHIKAプロデュース公演としてはこれまでに、Vol.1として2014年1月にアーティストCoccoを主演に迎えた『ジルゼの事情』、Vol.2として2014年8月に劇団鹿殺しの音楽家・入交星士原作のホラー小説を舞台化した『山犬』を上演した。そして第三弾公演『竹林の人々』は、未発表の丸尾の私小説をベースにしているという。
今回、第三弾公演に向けUSTREAM特別番組内で、前回公演の『山犬』の全編配信が決定した。『山犬』は、2006年に上演された同名作品のリメイク。再演にあたり、鳥肌実、森下くるみ、ダンサーのISOPPなど異色の組み合わせとも言えるメンバーを揃え、密室に監禁され追い詰められた人間たちの愛憎とインパクトの強いトリッキーな伏線で描く“本格ホラー”を作り上げた。
特別番組内では、劇団員・橘輝の司会進行のもと出演者である鳥越裕貴が、作品や役どころ、稽古風景など舞台の魅力を語る。放送は、7月12日(日)19時よりUSTREAM内「劇団鹿殺しのピョンピョンTV」にて行われ、当日は生電話でチケットの予約も受け付けるとのこと。
『竹林の人々』は、2015年7月30日(木)から8月9日(日)まで東京:座・高円寺1にて上演。その後、8月13日(木)から8月16日(日)まで大阪・HEPホールでも上演される。配信を機に、エンターテインメント性の強い本公演とはまた異なるOFFICE SHIKAプロデュースの魅力を是非味わってほしい。
写真:江森康之