志田未来が挑む初舞台は、“セクハラ”がテーマの話題作!『オレアナ』

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『アメリカン・バッファロー』『ライフ・イン・ザ・シアター』『郵便配達は二度ベルを鳴らす』など、現代の錯綜する人間関係を見事に描くアメリカ演劇界の鬼才、デビッド・マメット。マメットが1992年に発表した作品『オレアナ』が、2015年11月、16年ぶりに日本で上演される。本作で主演を務めるのは志田未来。これが初舞台となる。

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昇進を目前に控え新居の購入も決まり、前途洋々、順風満帆の若き大学教授[ジョン]。彼の研究室を一人の女子学生[キャロル]が訪れる。教授の授業についていけない彼女は、パニックに陥り、どうか単位を取らせて欲しい、と涙を浮かべて懇願する。教授は、彼女の肩を抱いて慰め、紳士的な態度で相談に応じた。しかし後日、彼女が教授を“セクシャルハラスメント”を理由に大学当局に訴えたことにより、二人の立場は全く逆転する…。

本作は、オフ・ブロードウェイのオーヒューム・シアタ―で一年以上のロングラン上演を記録した後、すぐさま全米四都市で上演され、アメリカ中を議論の渦に巻き込んだ問題作。クライマックス・シーンで思わず『ブラボー』と拍手する者、ブーイングして席を立つ者…上演されるやいなや、新聞の社会面を始め、マスコミがこぞって取り上げる程の話題作となった。世界各国でも上演され、日本ではパルコ劇場にて、1994年に長塚京三×若村真由美の出演で、1999年には、長塚京三×永作博美の出演で再演されている。

16年ぶりの上演となる今回は、演出に栗山民也を迎え、小田島恒志の新翻訳で上演される。大学教授役を務めるのは、TV、映画、舞台で存在感を発揮する田中哲司。そして女子大生役で、志田未来が出演する。志田は、今回の出演について、「舞台は、いつかやりたい、やらなくてはと思っていました。このお話を頂いた今が「その時」なんだと思います。舞台のことは、正直、何もわかりませんが、楽しみたい気持ちでいっぱいです。田中さんとは、ドラマでご一緒させていただきましたが、不思議なオーラのある方だと思います。そんな素晴らしい大先輩から一緒にいいものを創ろうと言っていただいたので、一生懸命頑張ります」とコメントしている。

本作の初演時では想像もつかないくらい、電子コミュニケーションツールが進化し、ソーシャルコミュニケーションのあり方が激変した現代。生の対人関係や“対話”を通しての人間関係の取り方が、繊細かつ微妙になってきている中、どんなに相手に対峙して言葉を尽くしても理解し合えないディスコミュニケーションによるトラブルも日々発生し、問題視されている。そんななか、人間同士がとことんまで生々しく向き合う姿を新たな視点で投げかける本作は、今の世の中に一石を投じる作品になるかもしれない。

舞台『オレアナ』は、東京・PARCO劇場を皮切りに、以下の日程・会場で上演される。

<東京公演> 2015年11月6日(金)~29日(日)PARCO劇場 (11月6日プレビューオープニング、11月7日初日)
<豊橋公演> 2015年12月2日(水)穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
<北九州公演> 2015年12月5日(土)~6日(日)北九州芸術劇場・中劇場
<広島公演> 2015年12月8日(火)アステールプラザ大ホール
<大阪公演> 2015年12月12日(土)~13日(日)森ノ宮ピロティホール  他

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