人気ホラーシリーズ『アメリカン・ホラー・ストーリー』などの作品に出演している名女優ジェシカ・ラング。ユージン・オニール作のブロードウェイの舞台『夜への長い旅路』で、ジェシカがガブリエル・バーン(『ユージュアル・サスペクツ』)と共演することが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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『夜への長い旅路』は、オニール自身の凄まじい家族関係を描いた自伝劇。登場人物は、かつてシェイクスピア劇の俳優として舞台を踏んでいたが、商業演劇の俳優に落ちぶれてしまった父ジェイムスと麻薬中毒の母メアリー。そして、酒に溺れ自堕落な生活を送る長男ジェイミーと、肺結核に冒された次男エドモンドの家族関係が描かれる作品だ。ジェシカが演じるのはメアリー役でガブリエルはジェイムス役に扮し、二人は夫婦役を演じることとなる。そして、オニールをモデルにしたエドモンド役には、社会派ドラマ『ニュースルーム』のジム・ハーバー役で知られるジョン・ギャラガー・Jrがキャスティングされている。
ジェシカがブロードウェイの舞台に出演するのは、2005年の『ガラスの動物園』以来で実に10年ぶり。今までにジェシカは、映画『トッツィー』(1979年)の演技でアカデミー賞助演女優賞、『ブルースカイ』(94年)では同賞主演女優賞を受賞し、女優として輝かしい経歴を残している。
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ラウンドアバウト・シアター製作でジョナサン・ケント演出による『夜への長い旅路』は、アメリカン・エアライン・シアターにて2016年3月31日(木)からプレビュー公演が始まり、4月19日(火)より本公演が開幕する。なお本作には、『アメリカン・ホラー・ストーリー』の敏腕クリエイター、ライアン・マーフィーも製作に加わる予定だ。