アメリカ現地時間4月28日(火)、今年で第69回を迎える演劇の祭典、トニー賞のノミネートが発表となった。各部門にノミネートされた作品と人物については先日お伝えしたとおりだが、インタビューに応えたノミニーから喜びの声やコメントが挙がっているので、前編と後編に分けていくつかお届けしたい。米thestar.comが報じている。
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『巴里のアメリカ人』の演技で、ミュージカル部門助演男優賞にノミネートされたマックス・ヴォン・エッセンは、最多12部門でノミネートされた本作と『FUN HOME』についてコメント。「小粒でダークな『FUN HOME』や、『巴里のアメリカ人』のように大きなスケールのリバイバル・ミュージカルといった毛色が異なる作品が、一緒にノミネートされる余地があるって素晴らしいことだと思う」とコメント。そして『FUN HOME』でミュージカル部門主演男優賞にノミネートされたマイケル・サーヴェリスは、「作品がノミネートされたことで、高い評価を得ているが痛々しい作品である本作を、より多くの人に見てもらえたらと思う」と、同賞へのノミネートが良い宣伝になったと述べている。
そして、『The Visit』でミュージカル部門主演女優賞のノミニーとなったチタ・リヴェラは、「経験豊富なキャストとクリエイターは非の打ちどころがなく、宝石のような作品です」と、ノミネーションの喜びを他の出演者やスタッフと分かち合いたい様子。今年は『ウルフ・ホール』や『ザ・オーディエンス』といったイギリス発の作品が目立ち、音楽界のスーパースターであるスティングも、彼の子ども時代の経験を下敷きにしたミュージカル『The Last Ship』でオリジナル楽曲賞にノミネートされている。「まったく期待していなかったら興奮しているよ! 全然思いもよらなかったんだ。今朝ニュースを聞いて本当に嬉しかった。ミュージカルの経験は最初から最後まで喜びの連続だったよ」と、ノミネーションの喜びを隠せないようだ。
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【後編】でも引き続き、さらなるノミニーの喜びの声とコメントをお届けしていきたい。