2015年4月に『禁断の裸体 -Toda Nudez Sera Castigada-』が上演される。ブラジルを代表する近代主義劇作家ネルソン・ロドリゲスの作品をポツドール主宰・三浦大輔が演出し、内野聖陽、寺島しのぶ、池内博之、野村周平らが出演する。先日、本公演のイメージビジュアルが公開されたので紹介しよう!
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妻の死を乗り越えられないエルクラーノ(内野)。兄を憎む弟パトリーシオ(池内)は馴染みの娼婦ジェニー(寺島)に会いに行き、エルクラーノと関係を持つように勧める。パトリーシオは彼女の裸の写真を持ってエルクラーノを訪ねるが、弟の言う事にエルクラーノは憤慨する。しかし、泥酔状態でジェニーを訪ね三日間を過ごしてしまう…。ジェニーは彼に心を奪われ、エルクラーノもジェニーにだんだん想いを寄せるが、エルクラーノと同じく母の死を受け入れられない息子セルジーニョ(野村周平)は、父親が母親の死を自分と同じように悼まないことに苛立ちを覚え、反発する。
エルクラーノ自身も、彼女が売春婦であることや、妻の死後に交わしたセルジーニョとの約束など、さまざまな苦悩が自分を追い込む。
弟の陰謀や、対立する息子。男と女、セックスと愛、結婚と、生と死と、崩壊していく家族の結末は…。
イメージビジュアルだけでも強烈な個性をはなつ本作に期待。出演は、内野聖陽、寺島しのぶ、池内博之、野村周平、米村亮太朗、古澤裕介、榊原毅、宍戸美和公、池谷のぶえ、木野花。
『禁断の裸体』は、2015年4月4日(土)から4月25日(土)まで、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、4月29、30日(水、木)大阪・シアターBRAVA!にて上演される。
撮影:渞 忠之