2015年4月4日(土)から、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて舞台『禁断の裸体』の上演が始まった。本作は日本とブラジルの外交関係樹立120周年を記念して上演される作品。初日に先駆けて4日昼、舞台の一部披露と囲み会見が催され、会見には内野聖陽、寺島しのぶ、池内博之、野村周平、そして上演台本と演出を手がけたポツドール主宰・三浦大輔が姿を現した。
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『母に欲す』など、人間の本質を深く鋭く描くことに定評のある三浦に対して、内野は「人間をえぐればえぐるほど避けられないところをきちんと描く方」と高く評価する一方で「(三浦の演出は)役者が泣かされるという噂を聞いていて、戦々恐々としていた」と笑いながら語ると、「三浦さんは女をボコボコにすると聞いていた」と寺島が続き、池内も「台本が飛んでくると聞いてたのでビビッてた」、さらに年若い野村が「僕は毎日裏で殴られています」と言い出すと、たまらず笑いだす三浦だった。
内野は「台本を読んでみて、毒のあるシャレた芝居だなと感じました。シャレたドライな芝居を役者たちでもっと広げていけたら」と本作の魅力を語ると、寺島は「この役をやったら、次(に出る舞台を)どうしようと思うくらい挑戦している。ジェニーという役を好きになりました。誰にも(この役は)できないだろうと思うくらい。そのパッションを感じていただきたいです」と喜びと自信にあふれた笑顔を見せていた。
「海外作品は重厚で敷居が高いと思う方もいるだろうが、こんなにシンプルなものはない、って感じると思う。セックスに対してキワドイとかえげつないと思う人も警戒しないでカラッと観ていただきたい。きっと楽しめます」と内野が語る、舞台『禁断の裸体』は、4月25日(土)まで、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演される。