2014年春に、全席完売&スタンディングオベーションで幕を閉じたジャンク歌舞伎『SHUNPU Gaiden~春風外伝~』が、多くの再演希望の声に応え、2015年4月に、再び上演されることが決定した。本作は、1680年代ライバルだったといわれる八代将軍徳川吉宗と、尾張藩藩主徳川宗治との物語を大胆にアレンジしたもの。時代劇の魅力を盛り込みながら、ポップやロック、演劇、ダンス、舞踊、タップなどエンターテインメントの要素を詰め込んだ、ごった煮芝居“ジャンク歌舞伎”だ。
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4月から上演される『春風外伝』は、再演ではあるが、キャストは大幅に入れ替えとなり、さらに新たなパフォーマンスが組み込まれる。今回、徳川吉宗役を新たに演じるのは、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に柴田勝政役で出演を果たし、181cmの高身長を生かしたダイナミックで斬新な日本舞踊パフォーマンスで、女性たちを熱狂させるカリスマ日舞踊家・花園直道。また、元歌舞伎役者・齊藤十兵衛役を演じるのは、日本屈指のエンターテインメント集団THE CONVOY SHOWの二枚看板の一人、舘形比呂一だ。
舘形と共にTHE CONVOY SHOWの二枚看板をはる石坂勇は、初演に引き続き徳川宗春役を演じる。そしてミュージカル『ラカージュ・オ・フォール』で可憐なアンヌ役を演じた、元宝塚歌劇団トップ娘役の愛原実花が花魁トップを目指す遊女お文役、ソロライブも成功させ、今最も勢いのある声優界のプリンス・蒼井翔太が劇場のプロデューサー、桃奴として再登場する。また本作で20年ぶりにタップの腕前を披露したベテラン俳優・天宮良を含め、人気、実力共にトップクラスのパフォーマー達が勢ぞろいする。
出演は、石坂勇、花園直道、蒼井翔太、愛原実花、舘形比呂一、天宮良、藤原祐規、岡田あがさ、高木俊、重住綾、小玉久仁子、塩崎こうせい、村上誠基。脚本・演出は、米山和仁が務める。
個性豊かなキャラクターたちと、ラストに向けて疾走する勧善懲悪ストーリー、そして圧巻のパフォーマンスで、観る者の心をわしづかみにする究極のステージ。あっと驚く大仕掛けも用意されているとのこと。
TOKYO 七福神GEKIJO『SHUNPU Gaiden~春風外伝~』は、2015年4月9日(木)から12日(日)まで、東京・銀座 博品館劇場にて上演される。