1986年、日本テレビ主催でスタートした初演以来、今年で30年目を迎える長寿ミュージカル『アニー』が、2015年4月25日(土)から東京、8月から大阪、福岡、名古屋、新潟(予定)にて上演される。昨年末、出演者を選ぶオーディションの最終選考と合格発表の模様を当サイトでお伝えしたところだが、2015年になり、気になる大人の出演者が発表された。
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11年前に孤児院の前に置き去りにされていたアニーは、いつか本当の両親が迎えに来ると信じて暮らしていたが、迎えを待ち切れず両親を自分から探しに行こうと、ある日ミス・ハニガン院長に見つからないようこっそり孤児院を脱け出す。ひょんなことから大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースと出会い、ウォーバックスの自宅で一時的に暮らすことに。前向きなアニーに魅かれたウォーバックスは、養女にしたいと考えるが、本当の両親のことが忘れられないアニーのために、懸賞金をかけて両親を探そうとする。ところが金目当ての大勢の大人たちや、中にはルースターとリリーという悪巧みをしている人物も集まってきて…はたしてアニーの本当の両親は見つかるのか!?
大人の出演者の一人、ミス・ハニガン役を務めるのは、女優としても活躍の場を広げている青木さやか。ミュージカルは初挑戦となる。またグレース役は劇団四季出身の木村花代が、ルースター役は、ドラマや映画で活躍中の崎本大海が演じる。そして昨年、大好評だった大富豪ウォーバックス役の三田村邦彦、リリー役の甲斐まり恵は続投する。
ミス・ハニガン役を演じることになった青木は、毎年『アニー』を観ており、観客としてファンだったと語る。今回演じるミス・ハニガンは、孤児院の院長で子どもたちに厳しい人物だが、「最初はグレース役(※大富豪ウォーバックスの秘書)でのオファーかなと思いましたが(笑)。ハニガンの怖さ、そして矛盾している寂しさを出せればと思っています」とコメントしている。
丸美屋食品ミュージカル『アニー』は、2015年4月25日(土)から5月17日(日)まで、ながらく使用してきた青山劇場から東京・国立劇場中劇場に場所をかえ上演される。東京のほか、大阪・福岡・名古屋・新潟公演も予定されている。
Photo:ミス・ハニガン役の青木さやか