かつて映画化されたスイスの作家フリードリヒ・デュレンマットの名作「貴婦人の訪問」。2014年にウィーンでミュージカル化され上演されると、その現代的なエンターテインメント性に満ちたストーリーで大ヒットとなった。そんな本作が早くも日本に上陸!2015年8月、東京・日比谷シアタークリエで上演されることが決定した。
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億万長者の未亡人となったクレールは、財政破綻寸前の故郷、ギュレン市に戻ってきた。人々はかつての恋人、アルフレートがクレールに財政援助を頼んでくれることを期待していた。そしてクレールを迎えた晩餐会で、大々的な市への援助を約束したクレールだったが、多額の寄付金と引き換えにある条件を提示する。それは“アルフレートの死”だった――。クレールの目的は?そして家族や友人がアルフレートに対して下した決断とは!?
男女の濃密な愛憎劇に加え、“集団心理”“拝金主義”など、現代社会でも十分通じるテーマを織り込んだ本作。今回発表された日本版では、かつての恋人の一言により命を狙われる立場になってしまうアルフレートをミュージカル界のトップスター山口祐一郎が務め、億万長者の未亡人となって帰郷する貴婦人・クレールを宝塚の元男役トップスター涼風真世が演じる。また、山口、涼風のほか、春野寿美礼、今井清隆、石川禅、今拓哉、中山昇といういずれもミュージカル界の実力派が出演し、新作を盛り上げる。
ミュージカル『貴婦人の訪問~THE VISIT』は、2015年8月13日(木)~8月31日(月)、東京・日比谷シアタークリエにて上演。チケット発売は5月30日(土)の予定。