「フォー・シーズンズ」の足跡と成功のストーリーを描いたブロードウェイミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の初来日公演が決定した。本作は、ニュージャージーの貧しい地区出身の若者4人が結成した「フォー・シーズンズ」が、1960 年代に伝説的なグループと言われるまでになっていく栄光と挫折を描いた作品である。
観劇後、思わず口ずさんでしまいたくなりそう!こちらの作品もそうでした。『雨に唄えば』
本作は、2005年にブロードウェイで初演され大ヒットし、8年以上も上演を続け、ブロードウェイ史上最長のロングラン作品のひとつとなっている。2006年にトニー賞 最優秀ミュージカル作品賞ほか3部門を受賞、2007年にグラミー賞 最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞、そして2008年にローレンス・オリヴィエ賞 最優秀ミュージカル作品賞を受賞しており、これまでに米国内外を問わず、世界各地のツアーも大成功を収めている。
四季(フォー・シーズンズ)ごとに場面が構成される本作では、それぞれの場面を別のバンドメンバーがナレーター役を務め、バンドの経歴や音楽を語り継いで展開されていく。その中では一見、アメリカのさわやかな人気グループに思える彼らの意外な経歴も明らかにされていく。「シェリー(Sherry)」「恋はヤセがまん(Big Girls Don’t Cry)」「恋のハリキリ・ボーイ(WalkLike A Man)」「悲しき朝焼け(Dawn)」「悲しきラグ・ドール(Rag Doll)」「バイ・バイ・ベイビー(ByeBye Baby)」「愛はまぼろし(Who Loves You)」など、一世を風靡した名曲の数々とともに彼らの足跡を追う。リードヴォーカルのフランキー・ヴァリを中心とした4人の若者たちの夢や栄光、苦悩と再起の物語だ。なぜ彼らの歌は半世紀以上たっても人々の心に残り続けているのか、観終わった後に答えが見えてくるだろう。
ブロードウェイミュージカル『ジャージー・ボーイズ』は、2015年6月に、東急シアターオーブにて上演される。