2015年2月に、市川海老蔵、中村獅童、宮藤官九郎、三池崇史という強烈な個性の4人が、新作歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろううちゅうのあらごと)』に挑戦する。本作がつくられるきっかけとなったのは、2014年1月に上演された演舞場公演『壽三升景清』(ことほいでみますかげきよ)。本作で共演していた海老蔵と獅童が「新しい歌舞伎の時代を築くために、二人で何かしたい」と意気投合したという。
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更にさかのぼること、2008年。故・中村勘三郎が海老蔵に「成田屋の家の芸は荒事なんだし、海老蔵が新作をやるなら、最後は地球を投げるぐらいのことをやってほしいね」と語っていた、という言葉から「地球投げ」をヒントにした演目が決定したという。
脚本は宮藤官九郎が手がける。歌舞伎作品は、本作が2009年『大江戸りびんぐでっど』、2012年『天日坊』に次いで3作目となる。演出は、歌舞伎初挑戦の三池崇史。とことん歌舞伎様式にこだわり、生身の人間の、歌舞伎役者にしかできないことに挑戦していくという。歌舞伎ファンだけでなく多くの人に親しんでもらえるような歌舞伎を目指すという4人。はたして、最後に地球はどう持ち上がるのか!?
六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろううちゅうのあらごと)』 は、2015年2月3日(火)~18日(水)まで、EXシアター六本木にて上演される。チケットは、12月3日(水)10:00より一般発売開始。