3年ぶり!劇団ゴジゲン『ごきげんさマイポレンド』上演

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11月13日(木)より、下北沢駅前劇場にて劇団ゴジゲンによる『ごきげんさマイポレンド』が上演される。劇団ゴジゲンは、2006年慶応義塾大学公認演劇サークル“創像工房 in front of.”にて結成され、2008年に正式に独立。主宰を務める松居大悟が全ての作・演出を手がけている。不器用にしか生きられない人間達が紡ぎだす軟弱さをシチュエーションコメディで描き、悲観的なテーマを極端すぎる性善説によって笑える優しさへと昇華させる作風を得意とする。

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2011年に上演した『極めてやわらかい道』では2,000人以上を動員するなど活動の幅を広げていたが、旗揚げメンバーの劇団員でありゴジゲン作品すべてに出演してきた唯一の俳優・目次立樹の退団の申し立てに伴い“やりたくてやっていた演劇”がいつの間にか“やり続けなければいけない演劇”になっていたと活動休止を発表。

劇団休止以降、松居は映画『アフロ田中』『自分の事ばかりで情けなくなるよ』『スイートプールサイド』などの監督を務め注目を集めた。一方、目次は栃木での農業修行を経て、現在は地元山陰で俳優・農家・ワークショップデザイナー・児童クラブの先生と活動の幅を広げている。

「休止理由をオシャレな言葉で正当化していたが、本当は逃げていただけでした」と松居は語る。近づいてみるとよくわからなかった演劇は、遠く離れてみて一層わからなくなった。残ったのは「ただ、目次立樹という役者をまた見たい」という思い。退団や引退したメンバーももう一度参加する運びとなり、今回の公演が決定した。

出演は、目次立樹、松居大悟、東迎昂史郎、奥村徹也(劇団献身)、堀善雄(ザ・プレイボーイズ)、本折最強さとし。

ゴジゲンはこれが活動再開というわけではなく、今回の公演次第で今後をどうするか決めるという。2011年で止まっていた劇団のブログには、少しずつ近況報告や稽古場の様子がつづられており、目次のブログにある“ただただこうして再び作品を楽しく創れることが幸せ”という言葉が胸に響く。

劇団ゴジゲン第12回公演『ごきげんさマイポレンド』は、11月13日(木)から11月23日(日)まで下北沢駅前劇場にて上演される。チケットは、チケットぴあ、イープラスほかにて取り扱いあり。

☆本公演のアフターイベントの詳細、本日解禁!休止期間中の松居にゆかりのある方々が集まった。以下、イベントタイトルやゲストを紹介する。
11月14日(金)19:00
もう劇やらないって言ったじゃないか池松君
ゲスト:池松壮亮

11月15日(土)18:00
あこがれのヨーロッパ企画
ゲスト:上田 誠(ヨーロッパ企画)

11月16日(日)14:00
尾崎世界観 弾き語り
ゲスト:尾崎世界観(クリープハイプ)

11月18日(火)19:00
ゴジぼれナイト
ゲスト:安藤 聖(おかぼれ)、新井ポール弘毅(ALiCE IN UNDERGROUND)

11月19日(水)14:00
堀 善雄プレゼンツ「ゲーム王は俺だ!」

11月22日(土)18:00
目次立樹を囲む会

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