『レ・ミゼラブル』『ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~』などの演出で、日本でも人気の高いジョン・ケアード。彼が手がける舞台『十二夜』の追加キャストが発表された。
本作は、シェイクスピア喜劇の中でも最高傑作と呼ばれている作品。船の遭難で離ればなれとなった双子ヴァイオラ/セバスチャンの兄妹を軸に、彼らを取り巻く人々との間で起きる“勘違い”と“片思い”を描いたロマンティック・コメディだ。
ヴァイオラ/セバスチャンの2役に挑戦するのは、宝塚歌劇団元トップスターの音月桂、ヴァイオラが想いを寄せるオーシーノ公爵役に、特撮ドラマ『牙狼』の主人公で人気を博し、この夏、舞台『ガラスの仮面』で速水真澄役を演じた小西遼生、オーシーノが濃い焦がれる伯爵令嬢オリヴィアに実力派女優・中嶋朋子、オリヴィアに仕える生真面目な執事マルヴォーリオ役を橋本さとしが演じる。
今回新たに発表されたキャストは、成河(フェステ)、石川禅(サー・アンドリュー)、山口馬木也(アントーニオ)、西牟田恵(マライア)、宮川浩(船長)、青山達三(フェイビアン)、壌晴彦(ザー・トービー)というケアードからの信頼の厚い7名と、オーディションを見事通過したアンサンブル9名。世界初演となる『十二夜』を彩るキャスト陣に期待したい。
『十二夜』は、2015年3月8日(日)~3月30日(月)日生劇場にて上演される。