2007年、ラファエル・ラティーニとサミュエル・ルフーヴルによって設立された「グループ・アントルス」が、9月18日(木)~20日(土)にシアタートラムとアンスティチュ・フランセの共同主催により、初来日公演を行うこととなった。
「ピーピング・トム」のメンバーであり、ベルギーの鬼才振付師アラン・プラテル率いるダンスカンパニーなどのメインキャストとして活躍するサミュエル、そしてDJ、美術家として活躍するラファエル。二人は仏・パリ市が運営するアートセンター101を拠点に、仏ダンス界の新風として注目を集めている存在だ。ダンサー、俳優、照明デザイナーなど、さまざまなアーティストとコラボしながら二人が創り出すパフォーマンスは、ダンサーの動きのみに焦点をあてる舞台とは一線を画したものとなっている。
今回上演される作品[àut]は、絶えず変化し続ける環境、その異なる概念とイメージに向き合いながら、互いに心を通わせようとする私たちの姿を描いた、2012年初演作だ。テクノロジーと身体が一体となってつくりあげる、痛々しくも美しい、ねじれた世界を体感してほしい。
また本作は、石川・金沢21世紀美術館でも上演される。その他、都内にてパフォーマンスワークショップなどのイベントも行う予定。
ちなみに、ユニット名の「アントルス」とは「ねんざ」のこと。ふとした瞬間に加わるひねりは、身体も、ものごとも、空間をもねじ曲げて行く。そんな不可思議な“ねじれ”の潜むステージは観る者にどのような刺激を与えるだろう。
グループ・アントルス国内ツアー
[àut]
9月18日(木)~9月20日(土)シアタートラム
10月4日(土)、5日(日)金沢21世紀美術館
MORCEAU
9月27日(土)、28日(日)アンスティチュ・フランセ東京
10月3日(金)金沢21世紀美術館
【関連企画】
パフォーマンスワークショップ
9月19日(金)、20日(土)世田谷パブリックシアター