松崎史也が初の翻訳ミュージカルに挑む!韓国発『MURDERER』出演に橋本祥平、小西成弥ら

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2026年3月、韓国発のミュージカル『MURDERER』が東京・本多劇場にて上演されることが決定した。本作で、MANKAI STAGE『A3!』シリーズなど数々の人気作を手掛ける演出家・松崎史也が初の翻訳ミュージカルに挑む。出演者には、橋本祥平、小西成弥、新里宏太、工藤広夢といった実力派の若手俳優たちが名を連ねた。

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松崎史也×韓国ミュージカル!異色の衝撃作が日本へ

ミュージカル『MURDERER』は、ドイツの表現主義演劇を代表する劇作家ゲオルク・カイザーの『メデューズ号の筏』(1945年)をベースに、物語の舞台を戦争中の収容所に置き換え、2019年に韓国で初演された作品だ。

爆撃の音が鳴りやんだ収容所には、6人の子どもが閉じ込められていた。彼らを発見した大人は「必ず助けにくる」と言い残し、わずかのビスケットと水を放り込み去っていく。子どもたちは7日間、極限状態の中で希望と絶望を抱えながら生き抜こうとする。

近年、日本でも人気を集める韓国オリジナル・ミュージカルの中でも、異色の作品として知られる本作。MANKAI STAGE『A3!』シリーズや『チェンソーマン THE STAGE』など、2.5次元作品で絶大な支持を得る演出家・松崎史也が、本作で初めて翻訳ミュージカルを手掛ける。松崎は「巧妙で大胆な脚本に一読した後、是非にと演出を申し出ました」と語っており、その手腕に期待が高まる。

橋本祥平、小西成弥ら実力派キャストが集結

極限状態に置かれた子どもたちを演じるのは、勢いと実力を兼ね備えた若手俳優陣。アレン役に橋本祥平、ピーター役に小西成弥、エリック役に新里宏太、トミー役に工藤広夢が決定した。また、子どもたちを発見するも去ってしまう大人役は今拓哉が務める。

さらに、アン役とコギツネ役はオーディションによって選出。アン役には山本咲希と黒川桃花、コギツネ役には原周石と田仲ゆらと、フレッシュな4名がそれぞれWダブルキャストで作品に新たな息吹を吹き込む。

ミュージカル『MURDERER』は、2026年3月7日(土)から3月15日(日)まで東京・本多劇場にて上演される。

演出家・キャスト コメント

演出:松崎史也

演劇は、とりわけ「死」を描くのに適した場所だ。
目の前で生きる人物の命が消えてしまう恐怖、喪失感は真実味を持って迫りカーテンコールになればその虚構から戻って来られる。
この物語は、はっきりとそれを描く。しかも、登場人物の多くは年端もいかぬ少年たち。彼らの笑顔が、叫びが、渇望が生の煌めきと人間の業をこれでもかと浮かび上がらせる。
これほどのテーマでありながら、決して重いだけではない巧妙で大胆な脚本に一読した後、是非にと演出を申し出ました。
演劇で世界と繋がっていけることはとても豊かで、幸せなこと。
頼もしい俳優たちと、きちんと苦しみもがきながら、お届けします。

アレン 役:橋本祥平

アレン役を演じさせていただきます、橋本祥平です。
この作品は、生きることの意味や、人間の残酷さ、その中にある微かな希望を見つめる強い眼差しを問う舞台だと感じています。 アレンとして、彼の持つ純粋さと葛藤、仲間を思う優しさ、そして小さな勇気を丁寧に紡ぎたいです。
観てくださる皆さまの心に、静かに、そして深く響く作品となるように、一つひとつの言葉と歌に祈りを込め、この物語と真摯に向き合ってまいります。

アン 役:山本咲希

今は率直に、難しい作品だなと感じています。戦争とは、大人と子どもとは、私たちが普段考えることから距離を取ろうとしがちな題材に向き合う時間になるのだろうと。アンは、私たちが成長するに伴い削ぎ落としてきた”子どもの純粋な残酷さ”を一番持っているキャラクターだと思います。自らの価値観と向き合い続ける日々になりそうですので、心して取り組ませていただきます。
演出の松崎さんを筆頭に皆様とコミュニケーションをとりつつ、良い作品を創り上げたいです。

アン 役:黒川桃花

今回演じさせていただくアンという少女は、6人の子どもたちの中でも、特に“大人”の要素を色濃く持っています。時に大人びて見え、時に少女らしさを覗かせる。その揺らぎには、生への執念や葛藤が潜んでいるんだと感じました。
誰の心の底にもある、残酷さに目を向けさせてくれる作品です。彼女たちの痛みと向き合い、丁寧に、深く取り組みたいと思います。
劇場でお待ちしております。

トミー 役:工藤広夢

トミー役で出演することになりました、工藤広夢です。
トミーは子どもたち6人の中でも一際子どもらしい子どもで、抱えている不安も、希望も、とても素直で純粋です。 周りの影響をとても受けやすく、信じやすい。それゆえの大胆な発想にも注目していただければと思います。
親友のエリックとの関係性を狭い空間でどう表現するか、子どもたちは運命共同体なので、その中で皆とどう人間関係を構築していけるかなども、とても楽しみにしています。

エリック 役:新里宏太

ミュージカル『MURDERER』でエリックを演じます。新里宏太です。2019年に韓国で上演されたこの作品に、今回出演させて頂けること、とても光栄です。
死を目の前にするこの子どもたちの7日間。明日を生きられるかわからないこの7日間。今を生きる自分たちでは考えられないほどの恐怖に打ち勝つために、お互いがお互いに寄り添い、励まし、時にはぶつかり・・・。「生きる」ということはなにか。真摯に向き合っていきたいと思っております。

ピーター 役:小西成弥

ピーターを演じます小西成弥です。この作品に出演できることをとても光栄に思っています。
極限の状況に置かれた子どもたちが、希望を見つけようと必死に生きる姿が描かれています。人の弱さや強さ、そして仲間と響き合うことで生まれる力を、お客様にしっかりとお届けできるよう努めます。
どうぞご期待ください。

コギツネ 役:原周石

初めまして。このたび、コギツネ役を務めさせていただきます、原周石です。
今回この『MURDERER』という作品において、コギツネという存在をどうお伝えできるのか、とてもワクワクしております。とても重く、深いお話しです、その中でどの様にお客様、皆様にお伝えしていくのか。演者、そして制作陣の方々と共に考え創り上げていくその過程を存分に楽しみ皆様にお届けできたらと思っております。どうぞお楽しみに!

コギツネ 役:田仲ゆら

『MURDERER』という作品に携われること、本多劇場に立たせていただくこと、そしてコギツネを演じさせていただける事に感謝の気持ちでいっぱいです。
踊ることが大好きというコギツネの魅力を、精一杯突き詰めていきたいと思います。出演決定の一報を聞いた時、嬉しさで胸がいっぱいになり、自分にできるかどうかの不安よりも、この作品に挑戦できることに心が踊りワクワクが止まりませんでした。全力で作品とコギツネに真摯に向き合っていく覚悟です。今から楽しみで仕方ありません。一生懸命頑張ります!

大人 役:今拓哉

『メデューズ号の筏』をモチーフとした本作。このハードでシリアスなテーマを極上のエンタメに仕立て上げる韓国ミュージカルの力を感じます。
そこに向き合うことは役者として多くの刺激と学びと喜びに満ちています。極限状態にある「子どもたち」に唯一接点を持つ「大人」という役は「社会」の象徴でもあるのでしょう。深く重いテーマとしっかり向き合い、スリリングな時間を楽しんで貰えるよう若き仲間とともに励みます。お楽しみに!

ミュージカル『MURDERER』公演情報

公演情報
タイトル ミュージカル『MURDERER』
公演期間・会場 2026年3月7日(土)~3月15日(日) 本多劇場
スタッフ 原作:ゲオルク・カイザー『メデューズ号の筏』
脚本・歌詞:チョン・チャンス
作曲:ハン・ヘシン
演出:松崎史也
翻訳:みょんふぁ
音楽監督:田中葵
振付:當間里美
キャスト アレン:橋本祥平
アン:山本咲希・黒川桃花(Wキャスト)
トミー:工藤広夢
エリック:新里宏太
ピーター:小西成弥
コギツネ:原周石・田仲ゆら(Wキャスト)
大人:今拓哉
チケット情報 【料金】
一般:11,000円
学生:7,700円
(全席指定・税込)【発売日】
オフィシャル先行:2025年12月12日(金)~
一般発売:2026年1月24日(土)~
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