作・演出を蓬莱竜太、主演を吉高由里子が務める、パルコ・プロデュース 2025『シャイニングな女たち』が、2025年12月に東京、2026年1月に大阪・福岡・長野・愛知にて上演されることが決定した。吉高由里子にとっては3年ぶりの舞台出演となり、10年来熱望してきた蓬莱作品への初出演作となる。

一人の女性の死を巡り、孤独な現在と輝かしい過去が交錯する蓬莱竜太の新作群像劇
本作は、劇団モダンスイマーズを主宰し、『母と惑星について、および自転する女たちの記録』で鶴屋南北戯曲賞、『ビューティフルワールド』で読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど、高い評価を受ける蓬莱竜太が描く新作群像劇。
一人の女性の死をきっかけに、社会人として働く現在と、輝かしかった大学時代の過去とを行き来しながら、人間関係のもつれやSNS時代に生きる私たちの光と闇を浮き彫りにする。
直接的なコミュニケーションが希薄となった現代において、誰もが当事者になりうる物語であり、観客自身の体験を呼び起こすことで「自分ならどう向き合うか」を問いかける。
主演は3年ぶりの舞台出演となる吉高由里子
主演は、昨年の大河ドラマ『光る君へ』での好演も記憶に新しい吉高由里子。吉高は、かねてより蓬莱作品への出演を熱望しており、10 年近く温められてきたその想いがついに実現する。
本作で演じるのは、親友との記憶の齟齬に揺れ、何が真実なのか、何を間違えていたのか迷う等身大の女性。これまで繊細かつ芯のある女性像を多く演じてきた吉高が、どのように立ち向かうのか、期待が高まる。
このほかのキャストについては、続報を待とう。
パルコ・プロデュース 2025 『シャイニングな女たち』は、2025年12月に東京にて上演後、2026年1月 大阪・福岡・長野・愛知でツアー公演を予定。
あらすじ
金田海(吉高由里子)は、社会人として働く傍ら、他人の告別式に紛れ込み、ビュッフェを食べて帰るという行為を繰り返していた。ある日、入り込んだ告別式の会場で金田は偶然見覚えのある顔たちに出会う。
それはかつて自分がキャプテンを務めていた大学時代の女子フットサル部の仲間たち。親友の姿。敵視していた顧問の姿まであった。遺影には同じピッチに立っていた後輩の姿。『私は何故呼ばれていないのか』告別式会場と、輝いていた大学時代が交錯していく。その輝きは本当の輝きだったのか――。
作・演出家・キャスト コメント
蓬莱竜太(作・演出)
現代の女性たちの物語です。女性ばかりの演劇作品というのは中々少なく、こういう機会は貴重だと思っています。僕は男だらけの劇団の作家にも関わらず、時々女性の物語を描いてきました。女性は否応なく闘わなければならないものが多いと常々感じているからです。吉高由里子さんには闘いから逃げない強さとしなやかな明るさを勝手に感じていますが、今回は少々闘いに疲れ気味な社会人を演じてもらおうかと考えています。吉高さんを筆頭としたチームの挑戦を見届けてもらえたら嬉しいです。
吉高由里子
蓬莱作品は毎回心がえぐられます。
ちゃんと生きている世界と対峙しなよと言われているようで、後ろめたくもなったり。
でも蓬莱さんになら傷つけられてもいいやと思ったり。
子供のような凶暴な純粋さのある着眼点で作品を紡いでいる人だなという印象です。
蓬莱さんと初めてご一緒できる喜びと、これから何が待ち構えているんだろうという不安で心が騒がしいですが、この期間は心も体もたくさん動かすことになりそうです。
生身のままの姿を見守って頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。
タイトル: パルコ・プロデュース 2025 『シャイニングな女たち』
作・演出:蓬莱竜太
主演:吉高由里子
※全キャストは近日中に発表
【東京公演】2025年12月
【ツアー公演】2026年1月 大阪・福岡・長野・愛知
企画・製作: 株式会社パルコ
公式サイト: https://stage.parco.jp/program/shining/
ハッシュタグ: #シャイニングな女たち