ミュージカル『マリー・キュリー』取材会レポート!昆夏美&星風まどかが万博のポーランドパビリオンに登場

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2025年10月より再演されるミュージカル『マリー・キュリー』。開幕に先立ち、8月25日(月)に「EXPO 2025 大阪・関西万博」ポーランドパビリオンにて取材会が行われ、マリー・キュリー役(Wキャスト)の昆夏美と星風まどか、演出の鈴木裕美、そして日本国際博覧会ポーランド政府副代表のマルタ・ジェリンスカ氏が登壇した。

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マリーの故郷・ポーランドのパビリオンで取材会を実施

ポーランドが生んだ世界的科学者、マリア・スクウォドフスカ=キュリーの揺るぎない信念を描いた本作であり、本作はFact(歴史的事実)とFiction(虚構)を織り交ぜたファクション・ミュージカル。2023年の日本初演で大好評を博し、2025年にキャストを一新して待望の再演を迎える。

昆と星風は、黒のワンピースにゆるくまとめたアップヘアという、マリーの姿で登場。この場は、ポーランドパビリオンの全面協力のもと、ミュージカル『マリー・キュリー』カンパニーとともに企画された。

取材会前にパビリオンを内覧したという二人は、マリーの故郷の空気に触れた感想を語った。昆は「ポーランドのパビリオン内は香りがとても良くて、豊かなポーランドの風景に、ちょっと涙が出てくるような気持ちになりました」と話し、星風も「ポーランドという国の素敵さを、私も一歩足を踏み入れた瞬間に、体いっぱいで感じました」と、マリー・キュリーこと、マリア・スクウォドフスカ=キュリーの故郷に思いをはせた。

日本国際博覧会ポーランド政府副代表のジェリンスカ氏は、「マリアは大変な時代に生まれながら、女性でも様々なことを達成できる、ということを証明した方」と国の偉人について語り、昆と星風を見つめて「こんなキレイなきらめきを持っている方々に演じていただけるのが、本当に嬉しいです」と喜びを述べた。

2チームでの上演に演出・鈴木裕美「相当違う上演になる」

初演に引き続き演出を務める鈴木は、初演と違いメインの役をダブルキャストにした2チームでの上演について聞かれると、「稽古前に決め込みすぎると、見る力が弱まって、ある枠に追い込もうとしちゃうので、それは避けようと持っています。でも(2チームは)相当違う上演になると思います。やはり今生きている俳優たちの間に、どんな関係性が生まれるかということを注意深く稽古場では見たいです」とコメントした。

また、今の時代に本作を上演する意義について、「私たちはやっぱり“キュリー夫人”という名前で伝記を読んでいたと思うのですが、“誰かの奥さん”ではなくて、個人の名前が(作品の)タイトルになっているということが、ある意味すべてだと思います。彼女は彼女として生きたんだということ、そのタイトルこそが女性たちへの励ましにもなるはず」と話し、「ここにものすごく頑張った女性がいたよ!ということをお目にかけられる思います」とアピールした。

昆夏美&星風まどか、マリーの“内なる強さ”を大切に

取材の翌日から稽古に入るという昆と星風は、役作りで大切にしたいことをそれぞれ語った。昆は「私には到底想像がつかないほどの超えなければいけない壁が、ずっとマリーさんの人生にのしかかっています。それを超える信念というか、内なる秘めた強さというものを彼女の核として役作りをしていきたいです」と語り、「諦めない」マリーから勇気をもらえるので、そこを踏まえて「精一杯頑張りたい」と意気込みを見せた。

星風も「彼女がこうと決めたら最後までやり遂げるという強い信念みたいなものは、私自身も計り知れないです。私もそうなりたい、そうでありたいと思っています」と、マリーの生き様に尊敬の念を抱いていると明かし、「キャストの皆様と本当にたくさんセッションし、ぶつかり合って、『マリー・キュリー』の中に生きる彼女を精一杯演じていきたいです」と前を見据えた。

最後に昆は、「パビリオンの皆さんが温かく迎えてくださり、マリアさんがポーランドの皆様に愛され、尊敬され続けているのを肌で感じました。それを今この時代に生きる私たちが国を超えて務めさせていただくという責任を、今日改めて実感しました。裕美さんもおっしゃってましたが、本当に(2チームで)全く違うものになるのではないかなと、私たち自身も思っています。その違いを楽しみながら、カンパニー一同務めていきたいです」とコメント。

星風も、「ポーランドの空気、マリアさんが思い続けた母国への大切な思いを肌で感じ、マリアさんがポーランドの方々からいかに愛され、そしていかに偉大な方であるかということを本日たくさん吸収し、学ばせていただきました。その感じたことを糧に、精一杯務めてまいりますので、ぜひふたパターンを観に来ていただけたら嬉しいです!」と、充実の表情を見せた。

ミュージカル『マリー・キュリー』は、10月25日(土)から11月9日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、11月28日(金)から11月30日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。

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ミュージカル『マリー・キュリー』公演情報

公演情報
タイトル ミュージカル『マリー・キュリー』
公演期間・会場 【東京公演】2025年10月25日(土)~11月9日(日) 天王洲 銀河劇場
【大阪公演】2025年11月28日(金)~11月30日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
スタッフ 脚本:チョン・セウン
作曲:チェ・ジョンユン
演出:鈴木裕美
翻訳・訳詞:高橋亜子
キャスト マリー・キュリー 役(Wキャスト):昆夏美/星風まどか
ピエール・キュリー 役(Wキャスト):松下優也/葛山信吾
アンヌ・コヴァルスカ 役(Wキャスト):鈴木瑛美子/石田ニコル
ルーベン・デマレ 役(Wキャスト):水田航生/雷太
ほか
公式サイト https://mariecurie-musical.jp/
公式SNS @mariecurie_jp
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