元宝塚歌劇団トップスターの湖月わたると柚希礼音が、退団後初共演を果たすダンス演劇『マイフレンド ジキル』より、メインビジュアルが公開された。

「語り」と「踊り」が交差するダンス演劇、湖月わたる×柚希礼音の役替わりで上演
本作は、怪奇小説「ジキル博士とハイド氏」をモチーフに、2019年に誕生したダンス×朗読劇。上演台本・演出を瀬戸山美咲が手掛け、【語り】と【踊り】が交差する唯一無二の作品として注目を集めた。
今回は、新バージョンとして上演。「善」と「悪」の二面性を持つジキルとハイドをダンスで表現する“パフォーマー”と、ジキルの親友アタスンの目線で物語を進める“語り手”の二役を、湖月わたると柚希礼音が回替わりで演じ分ける。
また、初演から参加するjin tanaka(back drop bomb)、飛田雅弘によるギターの生演奏が、二人のパフォーマンスと呼応しながら物語の世界を深める。
ビジュアル撮影のメイキング映像も公開!
公開されたビジュアルは、霧深いロンドンの路地裏を思わせる幻想的な世界に訝しげに佇む二人の姿、そしてジキルとハイドを彷彿とさせる背後の謎めいたシルエットが浮かび上がる。
マニッシュな衣裳に身を包んで颯爽とマントを翻す湖月、柚希の姿や、一転、笑いの絶えない2ショット撮影の様子などを映したメイキング映像も公開。動画内のインタビューでは、二人が念願の初共演への喜びの声を聞くことができる。
湖月は「この作品の高い高い壁は、きっとちえ(柚希)とならしっかりと手を握り合って、きっちりぶつかり合える」と柚希への厚い信頼を寄せる。これに対し柚希も「色んなことを教えていただいて育ったので、またわたるさん(湖月)と一緒に作っていく過程を味わえることがとても楽しみ」と、喜びを語った。
湖月と柚希は、宝塚歌劇団星組で苦楽を共にした先輩(上級生)・後輩(下級生)という間柄だ。特に、湖月が星組トップスターを務めていた2003年から2006年にかけて、柚希は男役スターとして台頭し、特に後半には湖月を支える重要なポジションを担った。
柚希は湖月を「“育ての親”みたいな存在」と語るほど深く信頼しており、まさに師弟関係ともいえる絆で結ばれている。そして、湖月の背中を見て育った柚希は、後に同じ星組のトップスターに就任するという深い歴史があるからこそ、二人の共演に対する想いは深さを感じられる。ファンにとっても感慨深い公演となりそうだ。
『マイフレンド ジキル』は、12月16日(火)から12月22日(月)まで東京・よみうり大手町ホール、12月27日(土)から12月29日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。アフタートークショーや来場者プレゼントの対象公演あり。
あらすじ
19世紀末、ロンドン。弁護士のアタスンは、医学博士で法学博士のヘンリー・ジキルと出会う。誰もが羨む経歴も持ちながら人格者でもあるジキルに、アタスンは憧れと尊敬の念を抱いていた。やがて、二人は日曜日になると公園を散歩しながらさまざまな話をするようになる。しかし、ある日、ジキルが公園に現れなかった。
ちょうど同じ頃、ロンドンの街に奇妙な男の噂が広がる。彼の名はエドワード・ハイド。通りすがりの幼い少女を踏みつけるような暴力的な男だ。ハイドの名を聞いたアタスンは、ジキルから預かっていた遺言状の存在を思い出す。そこにはジキルの遺産の相続者としてハイドの名前が書かれていた。アタスンはジキルにハイドとの関係を尋ねるが、ジキルは何も語ろうとはしなかった。
そうしているうちに、地元の名士の男性が道で撲殺されるという事件が起きる。犯人はあのハイドだった――。
『マイフレンド ジキル』公演情報
公演情報 | |
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タイトル | 『マイフレンド ジキル』 |
公演期間・会場 | 【東京公演】2025年12月16日(火)~12月22日(月) よみうり大手町ホール 【大阪公演】2025年12月27日(土)~12月29日(月) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ |
スタッフ | 上演台本・演出:瀬戸山美咲 |
キャスト | 出演:湖月わたる、柚希礼音 ギター:jin tanaka (back drop bomb)、飛田雅弘 |
チケット情報 | 料金:12,500円(全席指定・税込) 一般発売日:2025年9月27日(土)10:00~ |
公式サイト | https://myfriendjekyll2025.com/ |


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