いよいよ、一時休館の日が近づいてきた“2 代目”の現・帝国劇場。110年を超える帝劇の灯を絶やさず、現・帝国劇場の建物としての魅力を再発見し、新たなステージへと継承するプロジェクトとして「 帝劇Legacy Collection」が始動する。その第1弾プロジェクトが発表された。
ミュージカルの発信地「帝国劇場」
現・帝国劇場は、建築家・谷口吉郎の設計により 1966 年に竣工し、半世紀以上にわたって多くの人々に親しまれてきた。1911年開場の初代帝劇から継承した進取の精神のもと、“世界屈指の劇場”を目指して建設され、大作ミュージカル『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『エリザベート』といった再演を重ね続けている人気レパートリーに加えて、『ローマの休日』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』『王家の紋章』などオリジナルミュージカルなども成功させてきた。
近年では『千と千尋の神隠し』の舞台化が話題を呼び、『キングダム』『SPY×FAMILY』『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』などの話題作が立て続けに上演されるなど、日本のミュージカルの発信地としても大きな役割を果たしてきた。
「帝劇 Legacy Collection」劇場のマテリアルを活用
「帝劇 Legacy Collection」プロジェクトでは、劇場解体の際に生まれる様々なマテリアルを、「歴史ある帝劇の灯を、お客様のお手元でともし続けていただきたい」という想いから商品として開発・販売することが決定。
第1弾は、カリモク家具株式会社・株式会社 ZOZOと共に商品開発、および、販売が行われる。観劇時に座った客席、広く温かみのあるロビーを彩る照明、手摺りを支えるプラスチックで挟みスライスしたトチとマホガニーの木、希少性の高いスウェーデン産インペリアルレッドやブラックスェードを使用した柱の石などをリメイク。
帝劇をイメージした商品を含む家庭用の椅子・テーブル・間接照明といった家具から小物まで、幅広いアイテムへと生まれ変わらせる。商品は主にカリモク家具株式会社にて製造、株式会社 ZOZOが運営するファッション EC「ZOZOTOWN」内のラグジュアリー&デザイナーズゾーン「ZOZOVILLA」にて販売予定とのこと(2026年春頃までに順次発売予定)。
最新情報は帝国劇場クロージング特設ページで
今後の情報は、帝国劇場クロージング特設ページにて更新予定。
また、特設ページからメールアドレスを登録すると、帝劇 Legacy Collectionの企画・商品発売内容など、より詳しい情報が記載されたメルマガが随時配信されるとのこと。
【帝国劇場クロージング特設ページ】
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