2025年4月に、7年ぶりに上演されるミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』の全キャストが発表された。
メガヒットしたミュージカル『1789』
『太陽王』『ロックオペラモーツァルト』など話題作を次々と世に送り出してきたプロデューサー、ドーヴ・アチアとアルベール・コーエンの手によって2012年にフランスで世界初演を果たすと同時に絶大な好評を得てメガヒットを記録した本作。
2016年の東宝版初演は鮮烈な音楽・洗練された演出が話題を呼びチケット完売、2018年に再演された。7年ぶりの上演となる今回は、上演劇場を帝国劇場から明治座に移し、自由と平等を求める若者たちの物語が再び幕を上げる。
キャストに岡宮来夢・手島章斗、星風まどか・奥田いろは、凪七瑠海ら
潤色・演出を担うのは小池修一郎。小池とアチアは、オリジナル・ミュージカルとして2023年に帝国劇場で上演されたミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』でもタッグを組んでいる。
注目のキャストは、フランス革命の最中に革命派へ身を投じる農夫ロナン役には、『SPY×FAMILY』初演のユーリ・ブライア役、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2024年)のロミオ役、そして『進撃の巨人 -the Musical-』ニューヨーク公演(Attack on Titan -The Musical-)で主演・エレン・イェーガー役を務め海外公演を成功させた岡宮来夢。
そして、「avex audition MAX 2013」アーティスト部門グランプリ受賞、SOLIDEMOのメンバーとしてデビュー、2022年以降はソロアーティストとして本格的に活動を始め、ミュージカル『新テニスの王子様』手塚国光役など舞台でも活躍する手島章斗がWキャストで演じる。
また、宮廷に仕えるオランプ役は、本年5月に『アルカンシェル』で宝塚歌劇団を退団し、『ニュージーズ』のヒロイン・キャサリン役の好演も記憶に新しい元・花組のトップ娘役星風まどかと、2022年に乃木坂46の5期生オーディションに合格後、2024年のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ジュリエット役を初舞台にしてオーディションで射止めた奥田いろはが、それぞれWキャストで務める。
また、マリー・アントワネット役には、2025年1月19日をもって宝塚歌劇団を退団する凪七瑠海が決定した。
全キャストは、以下のとおり。
キャスト
ロナン・マズリエ(Wキャスト):岡宮来夢/手島章斗
オランプ・デュ・ピュジェ(Wキャスト): 星風まどか/奥田いろは(乃木坂46)
カミーユ・デムーラン:内海啓貴
マキシミリアン・ロベスピエール:伊藤あさひ
ジョルジュ・ジャック・ダントン:伊勢大貴
ソレーヌ・マズリエ:藤森蓮華
オーギュスト・ラマール:俵和也
シャルル・アルトワ:高橋健介
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン:小南光司
ラザール・ペイロール:渡辺大輔
マリー・アントワネット:凪七瑠海
ほか
ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』は、2025年4月8日(火)から4月29日(火・祝)まで東京・明治座にて上演される。
ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』あらすじ
民衆は貧困にあえぎ、貴族は贅沢に溺れる18世紀末のフランス――。
農夫ロナンは父を貴族に殺害されたことをきっかけに、パリへ飛び出し、革命派に身を投じる。そこで、デムーラン、ロベスピエール、ダントンら熱き仲間を得て、新しい時代に希望を燃やしていた。
一方、宮廷に仕える心優しき侍女・オランプはマリー・アントワネットとフェルゼン伯の逢瀬を手引きしてパリにやってくる。マリー・アントワネットをつけ狙う一味との騒動に巻き込まれたロナンはオランプと運命の出会いを果たす。
決して出逢う筈のなかった二人は強く惹かれ合うも、対立する身分が壁となる。
そして、愛に悩む彼らの心を揺さぶるかのように革命の足音が近づいてくる・・・。
1789年7月14日、バスティーユ牢獄襲撃。ついに革命の火蓋が切って落とされる――。