石川凌雅、松島勇之介らが参加するオリジナル舞台企画『Grave Keepers』レポート

2023年11月10日2024年7月31日

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石川凌雅、松島勇之介らが参加するオリジナル舞台企画『Grave Keepers』レポート

「劇団東京夜光」の主宰を務める気鋭の演出家・川名幸宏と、2.5次元舞台を中心に活躍する若手俳優たちがタッグを組み、完全オリジナル作品『Grave Keepers（グレイブキーパーズ）』（通称：グレステ）が幕を開けた。石川凌雅、松島勇之介、櫻井圭登、新谷聖司が演じる兄弟たちの隠された秘密が明かされる時、次なる悲劇が生まれゆく——。

2023年11月9日（木）に東京・Theater Mixaにて『Grave keepers』が開幕した。オリジナル舞台企画として誕生したこの『Grave Keepers』。脚本・演出を手掛けた川名は、CONTEMPORARY STAGE『ケイ×ヤク』の脚本・演出を担当したことが記憶に新しい。

物語の舞台は、中世に大きな戦争に巻き込まれたとある街。この世界には、特殊な能力を用い墓を守ることを生業とする「Grave keepers」が存在していた。生まれた時から教えと規律に従い墓場を守ってきたグレイブ兄弟は、5人で力を合わせて暮らしていた。

教えを従順に守り、時には頑固で堅物の⻑男ジョージ（松島）。
常に冷静で兄弟をまとめる切れ者の次男エドガー。
明るく生き生きと仕事をこなし正義感溢れる三男アラン（石川）。
陰鬱な雰囲気を纏いながらも物静かで兄弟の一歩後ろに控える四男オリバー（櫻井）。
楽天的で好奇心旺盛だが自身の周りに起こる些細な変化も敏感に察する末っ子トミー（新谷）。
彼らは「ブラックドッグ・ブラザーズ」と罵られ、村人たちから忌み嫌われていた。

根も葉もない噂にさらされながらも、誇りを持って墓守の仕事を続けてきた兄弟だったが、ある日、次男エドガーが突然この世を去ってしまった。･･･奇妙な現象と共に。

「いつか世界中の人が、俺たちを認める時が来る」

それが、エドガーの口癖だった。エドガーの死に納得がいかないアランは、エドガーの死の真相を探るべく動き出すが･･･。果して、兄弟たちにはどんな秘密が隠されているというのだろうか――。

謎が謎を呼ぶ展開。冒頭、世界観を印象付けるため、繰り返される群唱が観客を一気に物語の世界観に引き込んでくれる。月蝕會議の作詞・作曲・編曲による主題歌「Grave Keepers　#1」も印象的だ。歌とダンスでショーアップしつつ、様々な仕掛けが臨場感たっぷりな演劇への没入感をもたらしてくれる。4人の俳優たちが力を合わせ、一丸となって作り上げる新たなダークホラーファンタジーに、暗闇の中でどっぷり浸かってみては。

『Grave Keepers』は、11月19日（日）まで東京・Theater Mixaにて上演。上演時間は約1時間30分を予定。

また、Mixalive TOKYO内4階の「Studio Mixa」では、上演期間中、『Grave Keepers』のコラボカフェを開催。キャラクターモチーフのドリンクや会場限定お菓子メニューの販売に加え、展示スペースではキャストサイン入り等身大パネルや、スクリーン展示も行われている。

【コラボカフェ特設サイト】https://www.mixalivetokyo.com/information/gravekeepers_st_cafe/
【Ｘ（Twitter）】@Mixalive_TOKYO

なお、千秋楽日となる11月19日（日）13：00公演／18：00公演では、シアターコンプレックスTOWNにてライブ配信も実施。詳細は公式サイトにてご確認を。

（取材・文・撮影／エンタステージ編集部 1号）

コメント紹介

アラン・グレイブ役：石川凌雅

あっという間の1ヶ月でした。最初の顔合わせからは考えられないほど全員の距離も縮まり、今回この作品をこの4人で演じられることにとても喜びを感じています。
僕たち自身も楽しみながらこの作品をお届けしますので、ぜひ僕たちだからこそ出せる空気感を感じてもらいながらも気負いせず純粋に作品を楽しんでくださると嬉しいです。
お客様も含め全員で素敵な作品にしましょう。
応援よろしくお願いいたします！

ジョージ・グレイブ役：松島勇之介

ジョージ・グレイブ役を演じます松島勇之介です！
ついに始まります！
稽古で頼れる兄弟3人と演出の川名さんとたくさん考え繊細に緻密に作ってきました。今はとにかく早く皆さんに観てほしい！そういう気持ちでいっぱいです。稽古を終え、後は本番で届けるだけという時に、川名さんから頂いた「自信を持って」という言葉を胸に千秋楽まで駆け抜けます！！
不気味なのに何故かほっこりする兄弟の愛を是非劇場でお楽しみください！

オリバー・グレイブ役：櫻井圭登

1ヶ月濃厚な稽古をする中で、兄弟役ということもあり4人でたくさん話をして、絆を深めてきました。
何度見ても新たな発見がある作品になっていると思うので1回でも、2回でも、何回でも観に来てくださると嬉しいです。
僕自身もホラー作品が初めてということもあり、ドキドキしていますが皆様に今までにない感情になって頂ければと思います。
劇場でお待ちしております！