シリーズ15周年にして終幕・・・『最遊記歌劇伝-外伝-』開幕!鈴木拡樹「太陽のような作品として記憶に残ってほしい」

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シリーズ15周年にして終幕・・・『最遊記歌劇伝-外伝-』開幕!鈴木拡樹「太陽のような作品として記憶に残ってほしい」

2023年9月29日(金)に東京・品川プリンスホテル ステラボールにて『最遊記歌劇伝-外伝-』が開幕した。本作は、峰倉かずやの人気コミック「最遊記歌劇伝」を原作とするミュージカルで、シリーズ15周年作品にして、終幕となる作品。初演からシリーズを支えてきた鈴木拡樹、椎名鯛造らが、“エピソード0”である「外伝」を通じて、有終の美を飾る。

シリーズ15周年にして終幕・・・『最遊記歌劇伝-外伝-』開幕!鈴木拡樹「太陽のような作品として記憶に残ってほしい」

『最遊記歌劇伝』は、2008年に初演『最遊記歌劇伝-Go to the West-』、2009年に『最遊記歌劇伝-Dead or Alive-』、2014年に『最遊記歌劇伝-God Child-』、2015年1月に『最遊記歌劇伝-Burial-』、同年9月に『最遊記歌劇伝-Reload-』、2018年9月に『最遊記歌劇伝-異聞-』を上演。

そして、「ヘイゼル編」として、2019年6月から2021年2月にかけて『最遊記歌劇伝-Darkness-』『最遊記歌劇伝-Oasis-』『最遊記歌劇伝-Sunrise-』の三部作を上演してきた。本作も、脚本・演出は三浦香、音楽は浅井さやかが担当。

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「外伝」で描かれているのは、『最遊記』の時代から500年前の天界での出来事。ある時、天界に一人の子どもが連れてこられた。その子どもは、下界の巨岩から生まれ、災いの象徴とされる金晴眼を持っていた。観世音菩薩は、甥である金蝉童子にその子どもの世話を一任する。

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二郎神は、観世音菩薩の気まぐれに驚いていたが、予想に反して、常につまらなそうな金蝉童子は子どもに振り回されながらもその表情を少しずつ変えていった。

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子どもも、天界西方軍大将の捲簾大将や、天界西方軍元帥の天蓬元帥、そして、李塔天の息子で同じ年頃の哪吒太子と距離を縮めていく。捲簾・天蓬の上官である西海竜王 敖潤は、それを複雑そうに見つめていた。

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ある時、子どもは「友達にちゃんと呼ばれたい」と、名前を求め始める。金蝉童子は「悟空」と呼びかけた。見えない物(空)を悟る“悟空”――。その存在を守るため、運命は希望と破滅に向かって動き出す・・・。

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この物語は、500年後へと受け継がれる想いを孕む。金蟬童子役は鈴木拡樹、悟空役は椎名鯛造、捲簾大将役は平井雄基、天蓬元帥役は藤原祐規と、『最遊記歌劇伝』で三蔵一行を担ってきた面々が演じる。

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そして、哪吒太子役の北村諒、西海竜王 敖潤役の佐奈宏紀、李塔天役の山﨑雅志(劇団ホチキス)、観世音菩薩役の髙﨑俊吾、二郎神役のうじすけが加わり、始まりにして終わりの物語を紡いでいく。

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また、スペシャルゲストとして、シリーズに参加してきた三上俊らが登場する。彼らがどのような形で物語に関わってくるのか、お楽しみに。

シリーズ始動から、鈴木も椎名が俳優として、真摯にキャリアを積んできたことは、誰もが知ることだろう。長き歳月をかけて、同じ役を演じ続けていた彼らが演じるからこそ、「エピソード0」という言葉が特別に響く。きっと、15年演じ続けてきたから見えるものがあり、15年経ったから演じられるのかもしれない。

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『最遊記歌劇伝』としての旅は幕を閉じるが、きっとこれからも物語は彼らの中で西を目指し続けるだろう。そんな風に思える、最高に沁みる最終公演となっていた。

『最遊記歌劇伝-外伝-』は、9月29日(金)から10月12日(木)まで東京・品川プリンスホテルステラボール、10月19日(木)から10月23日(月)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演。上演時間は約3時間10分(休憩15分含)を予定。

なお、ニコニコ生放送では全5公演の最速上映&ライブ配信の実施が決定。東京千秋楽含む2公演の「最速上映会」、大阪大千秋楽含む3公演が「生中継」が行われる絵。

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部1号)

目次

コメント紹介

金蟬童子:鈴木拡樹

これまで『最遊記歌劇伝』シリーズをご観劇してくださったお客様、皆さまに感謝申し上げます。

西へ西へ旅を続けてきた『最遊記歌劇伝』の最終公演は、エピソード0の物語となる『最遊記歌劇伝-外伝-』になります。また過去のシリーズも振り返って頂けると幸いです。

15年この作品に携わって得たものは人生の財産になりました。
経験、人との繋がりや出会い。僕にとってこの作品は太陽のように感じます。
これからも誰かを照らす太陽のような作品として記憶に残ってほしいです。

皆様、『最遊記歌劇伝』の応援、ご観劇ありがとうございました。
そして本編連載中の『最遊記』を引き続きお楽しみください。

悟空:椎名鯛造

椎名鯛造です。
『最遊記歌劇伝-外伝-』今作で15年続いた『最遊記歌劇伝』シリーズが幕を閉じます。正直ここまで長い間悟空という素晴らしい役を演じさせていただけるとは当時思ってもいませんでした。
今までたくさんの方に愛していただいた作品が終わってしまうのは寂しいですが、こうして「これが最後だよ!」って言えることもなかなか無いことだと思います。正直続けることが困難な時期もありました。でも座長である鈴木拡樹が続けたいと声を出し続けて今があります。諦めなければ叶う。『最遊記歌劇伝』に身をもって教わったことです。当然、世の中には叶わないこともあるとは思いますがどんなに絶望的でも諦めない心を学びました。芝居もアクションも歌も何も出来なかった2人。いつも周りが支えてくれました。15年の間に関わってくれた全てのスタッフ共演者に感謝です。そして応援してくれる最遊記歌劇伝ファンの皆様。本当にありがとうございます!今回の外伝も皆様に届くよう丁寧に全力でお届け致しますので最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
こちらも峰倉先生が生み出してくれた最高の作品を心から楽しんで全力で表現したいと思います!!
楽しむぞーーーー!!

捲簾大将:平井雄基

『最遊記歌劇伝―外伝―』
初日をむかえました。
シリーズ15周年、そして、シリーズ終幕をむかえる素晴らしい作品に携われたことを幸せに思います。
この時間がずっと皆様の心に残るように、捲簾大将として作品の中に生きて、流れる1分1秒をより濃く深く大事にしていきたいです。
カンパニー一同、最後まで全力で駆け抜けていきます。
舞台上で生きる人物達の“生き様”を看届けてください。
応援よろしくお願いいたします。

天蓬元帥:藤原祐規

ぼくが初めて参加したのが、『最遊記歌劇伝-God Child-』。2014年なので、9年間関わった事になります。
峰倉先生の大人気漫画「最遊記」の舞台化。ファンの皆さんの暖かい応援がとても嬉しく、背中を押してくれ、また気を引き締めてくれた。ここまで来られたのは、ファンの皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます。

この「外伝」をもって『最遊記歌劇伝』は幕を閉じますが、観世音菩薩も言っています。
「散らない花を、誰が愛でよう」
遂に「外伝」も初日です。始まったらきっと一瞬で終わってしまうと思いますが、皆さんの記憶に残る舞台になるよう、精一杯がんばります。

哪吒太子:北村諒

『最遊記歌劇伝-外伝-』、開幕いたしました!
哪吒太子を演じます、北村諒です。
15年という歴史ある『最遊記歌劇伝』、そのシリーズ終幕に想いを馳せると共に、この作品に携われることを光栄に思っております。
物語の原点であり、『最遊記歌劇伝』が辿り着いた未来を皆様と紡いで届けます。
歌劇伝だからこその魅せ方がたくさん詰まっていますので、是非劇場で受け取ってください。
大切なものは何か。劇場を出た時に、世界の見え方が違うような。そんなことを考えます。
よろしくお願いします。

『最遊記歌劇伝-外伝-』

上演スケジュール

【東京公演】2023年9月29日(金)~10月12日(木) 品川プリンスホテルステラボール
【大阪公演】2023年10月19日(木)~10月23日(月) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

スタッフ・キャスト

【原作】峰倉かずや「最遊記外伝」(一迅社刊)
【脚本・演出】三浦香
【音楽】浅井さやか

【出演】
金蟬童子役:鈴木拡樹 悟空役:椎名鯛造 捲簾大将役:平井雄基 天蓬元帥役:藤原祐規
西海竜王 敖潤役:佐奈宏紀 李塔天役:山﨑雅志(劇団ホチキス)
観世音菩薩役:髙﨑俊吾 二郎神役:うじすけ
哪吒太子役:北村諒

橋本有一郎 轟大輝 森田龍 仲田祥司 多田滉 山口渓 杉本佳幹、望月祐治、佐藤且之、降矢佳典
※仲田祥司が体調不良のため、東京公演では大嶌幸太が代役を務める

<スぺシャルゲスト>
三上俊 and more ・・・?

公式サイト

【公式サイト】https://saiyukikagekiden.jp/sb/
【公式Twitter】@saiyuki_kgkdn

(C) 峰倉かずや・一迅社/『最遊記歌劇伝』製作委員会2023







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この記事を書いた人

ひょんなことから演劇にハマり、いろんな方の芝居・演出を見たくてただだた客席に座り続けて〇年。年間250本ペースで観劇を続けていた結果、気がついたら「エンタステージ」に拾われていた成り上がり系編集部員です。舞台を作るすべての方にリスペクトを持って、いつまでも究極の観客であり続けたい。

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