2023年12月から2024年1月にかけて、ジェイミー・アーミテージの演出で上演決定していたフレンチロックミュージカル『赤と黒』。その主演を三浦宏規が務めることが発表された。
本作は、フランスの文豪スタンダールの名作「赤と黒」を原作とし、フレンチロックで紡いだミュージカル。『1789』『ロックオペラ モーツァルト』などを手掛けたフランスのプロデューサー、アルベール・コーエンにより2016年にパリで初演された。
日本では宝塚歌劇で1957年に脚色・菊田一夫、1975年に脚本・柴田侑宏により上演され、その後も再演を重ねられており、今春には『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』と題し、礼真琴主演で上演された。
今回の演出を務めるジェイミー・アーミテージは、ミュージカル『SIX』を共同演出で手掛ける人物。
主演の三浦が演じるのは、野心家で繊細な美青年ジュリアン。愛嬌あるキャラクターや親しみやすい関西弁で知られる三浦が、情熱的な愛と野心に彩られた魅惑的な役どころで、今までとは一味違う姿を見せる。
このほか、ジュリアンが家庭教師を務めたレナール家の妻であり、ジュリアンと禁断の恋に落ちるルイーズ・ド・レナール役を元宝塚歌劇団トップ娘役の夢咲ねね。ジュリアンと情熱的な恋をし結婚を約束する、聡明で高慢な令嬢マチルド・ド・ラ・モール役を田村芽実。ルイーズの夫で町長のムッシュー・ド・レナール役を東山光明。マチルドの父親で、ジュリアンを秘書に雇うラ・モール侯爵役を川口竜也。
そして、人気歌手・ジェロニモとストーリーテラーの役割を担うのは東山義久。無節操で人心操作に長けた裕福なブルジョワの町長ムッシュー・ヴァルノ役は駒田一が演じる。
コメント紹介
演出:ジェイミー・アーミテージ
『赤と黒』の音楽を聴いてすぐにこの作品は壮大なミュージカルにできる作品だと思い、とても興奮したことを覚えています。
このジュリアン・ソレルの物語は、窮屈で抑圧的な社会と闘い、変革を起こそうとする彼の欲望がとても本能的で魅力的なのです。
そしてその精神は、すべての楽曲に強力なエネルギーを与えています。
このストーリーは19世紀初頭のフランスがベースとなっていますが、ジュリアンが秘めている変革を求める熱い情熱は普遍的なテーマであり、現代を生きるお客様にも通じるものだと思っています。
日本の皆様、ぜひこの美しいミュージカルの目撃者となってください。
エキサイティングでフレッシュなストーリーが皆様を刺激し、何かしらのインスパイアを与えられるものになる事を願っています。
主演:三浦宏規
まさか自分がこの役のオファーをいただけるとは思ってもいませんでした。
ジュリアン・ソレルという人間は非常に魅力的です。
野心家であり、内に秘める危険なほどの情熱や爆発力、孤独や葛藤。
それに加え多くの女性を魅了する色気や美貌をもつ人物です。
このあまりにも魅力的な役を自分がどう表現できるのか、皆様の期待を裏切らないよう丁寧に役を構築していけたらと思っています。
まず初めに、今回のビジュアル撮影をするにあたり1週間炭水化物を抜くところから僕の役作りは始まっています(笑)。
そして演出のジェイミーさんをはじめ素晴らしいクリエイティブスタッフの皆様、キャストの皆様と共にこの作品を皆さまのもとへお届けできる日を心待ちにしています。
フレンチロックミュージカル『赤と黒』どうぞご期待ください!!
フレンチロックミュージカル『赤と黒』公演情報
上演スケジュール
【東京公演】2023年12月8日(金)~12月27日(水) 東京芸術劇場 プレイハウス
【大阪公演】2024年1月3日(水)~1月9日(火) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
スタッフ・キャスト
【演出】ジェイミー・アーミテージ
【上演台本・訳詞】福田響志
【出演】
三浦宏規/夢咲ねね 田村芽実 東山光明 川口竜也/東山義久 駒田一
遠藤瑠美子 池尻香波/斎藤准一郎 竹内真里 増山航平 髙橋莉瑚 松平和希 加藤さや香 荒川湧太 吉井乃歌
【チケット料金】
<東京>
S席:13,500円
A席:9,000円
<大阪>
13,500円(全席指定・税込)
【一般発売】2023年10月7日(土)10:00~
公式サイト
【公式サイト】https://www.umegei.com/rouge-noir2023/
【公式Twitter】@rougenoir2023