エンタステージとU-NEXTがタッグを組み、役者さんの好きな映像作品をご紹介していただく新企画【僕のリレキ by U-NEXT】。第一回は、ミュージカル『ヘタリア』シリーズ(通称「ヘタミュ」)でイタリア役を演じている長江崚行さんにご登場いただきました。
24歳(2023年2月現在)という若さながら、映像作品に関する知識をとても豊富にお持ちの長江さん。「役者として作品に触れる機会を増やしたい」「自分の出演した作品を観よう」と動画配信サービスに加入し、今ではプラットフォームを「ほぼ網羅」しているそうです。
そんな長江さんに、「ヘタミュ」の過去作を振り返りつつ、ぜひ皆さんにご紹介したい!というお気に入りの作品をピックアップし、語っていただきました。
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第2弾:【僕のリレキ by U-NEXT】植田圭輔がおすすめ作品を紹介!ミュージカル『ヘタリア』振り返りも
長江崚行、ここまでの「ヘタミュ」を振り返る
皆さん、こんにちは。ミュージカル『ヘタリア』でイタリア役を演じております、長江崚行です。この度、「ヘタミュ」の新作公演の上演と、U-NEXTさんで「ヘタミュ」シリーズが一挙配信されているということで、過去作について振り返りのお話をさせていただくことになりました。
僕は、自分の出演作の映像を「この時の自分ってどういうお芝居してたっけな」とか、「あの時って何ができて、何ができなかったんだろう」と、自分を見つめ直すために見返すことが多いです。DVDやBlu-rayをいただいたら、パッケージを並べて本棚に収納するんですけど、「これだけやったんだな」という、仕事の足跡みたいなものを感じられるのが好きなんですよ。
「ヘタミュ」は、新シリーズが始まる前に過去の3作からライブまで、全部見返しました。当時の自分がどんなお芝居をしていたのか確認するために観たのに、ライブでは思わず泣いちゃいました・・・(笑)。見返すことで、一つ自信を持って新シリーズに向かえた気がしました。この時よりは成長してるはずだって。
ミュージカル『ヘタリア~Singin’in the World~』(2015年)
「ヘタミュ」の初演をやった時って、僕、まだ高校生だったんです。よく「学生時代にヘタミュがあったらもっと世界史を好きになっていた」というお声をいただくんですが、僕は、実際に「学生時代、ヘタミュがあった」を経験していました。世界史や日本史の授業を受けていると、頭の中に共演者のみんなの顔が浮かぶんですよね(笑)。勉強しながらも「そういうこと言ったりやったりしそうだなあ」と思ってしまいました。
僕自身としては、「ヘタミュ」に出演させていただいたことで、お仕事がぐっと増えたんです。右も左も分からないままでしたが、主人公という立場を経験させていただいたことで、いろんなきっかけをいただいた気がしています。映像で見返すと、出来ていないことばっかりなんですけどね。でも、あれぐらいがむしゃらな自分もいいなって思ったんです。歳を重ねるごとに、がむしゃらさってなくなってくるものですが、見返すことで、初心に返れるなって思いました。自分への戒めとしても、これからも節目節目に見返すようにしたい作品です。
ミュージカル『ヘタリア~The Great World~』(2016年)
第2作目は、アメリカとイギリスの関係を中心に描いていたので、イタリアは主人公らしい立ち位置ではなかったんですよ。それ故に、作品を「外から見る」という面白さを感じていました。1作目はがむしゃらすぎて、何がどうなっているのか、全体を俯瞰することはできていなかったので。
2作目に入って、客観的な視点から作品を演じると、こういう目線で物事を捉えられるようになるのか、こういうこともできるようになるのか、どういう立ち位置が効果的なのか、そういうことが分かってきました。1作目と2作目で、同じ「ヘタミュ」でも学んだ分野が違っていたのが、おもしろかったですね。
ミュージカル『ヘタリア~in the new world~』(2017年)
実は、一番覚えてないかもしれないです・・・本当に記憶がなくて。すごくギリギリの状態で、自分と戦っていたからかなあ。お芝居として、イタリアを「もう演じることはないのかもしれない」という状態だったので、後悔のないようがんばらなきゃっていう気持ちが強かった気がします。その強い気持ちの中で、走りきった公演でした。
ミュージカル『ヘタリア』FINAL LIVE ~A World in the Universe~(2018年)
先ほどもお話したように、見返して思わず泣いた公演です(笑)。でも、とにかく楽しかった!僕は役者なので、アーティストのようにセンターステージから出てくるとか、歌だけのライブ経験はなかったので、ものすごく新鮮で。会場も、お芝居をする時よりずっと大きい!スケジュールが詰まっていてバタバタの中での開催ではありましたが、ひたすら楽しかった記憶しかないです。
何十曲も、歌練習して振付してと、追われる日々で、毎日2、3曲ずつ覚えていかないといけない状況でしたが、それすらも楽しくて。僕らとしても、お客さんとしても「ヘタミュ」に対してのけじめというか、お祭りとして楽しく終わりたいという気持ちでいっぱいでした。でも、いざ本番のステージに立つと、終盤に向かうにつれて「終わっちゃうんだ」という実感と、「終わりたくないな」というが入り混じってしまって、それはそれで泣くという(笑)。
ミュージカル『ヘタリア~The world is wonderful~』(2021年)
そんな感動を経ての、新シリーズ!お話をいただいた時は、正直、すごく複雑な気持ちだったんです。あれだけ綺麗に終わったシリーズが復活するというのは、ものすごくプレッシャーだなと。でも、またみんなに会えるっていう喜びもいっぱいで。多分、僕にしか分からないと思うんですけど、映像にはそういう葛藤を抱えていた僕の姿が残っていると思います。
でも、時間が経って映像で客観的に観ることで、「がんばってんじゃん。お前、大丈夫だよ」って、一観客として楽しませてもらった気がしたんです。作品としても、熱量としても、すごく面白いものにはなっていると思えて。きっと、「ヘタリア」を何も知らない人でも楽しめるし、考察し甲斐のあるストーリーでもあるし、その人に合った視点で楽しめる作品になったと思うので、たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。
U-NEXTでは原作コミックスやアニメも配信
2.5次元作品を演じる時は、原作漫画やアニメも研究するんですが「これを実際どうやってやるの?」という驚きがあって、その度にワクワクするんですよね。
漫画に関しては、とにかく読むたびに驚きとリスペクトを感じます。キャラクターデザインも、細部にまで意味があるし、場面によっては「日丸屋秀和先生の筆が乗ってるなあ!」と感じられるので、モノを生み出す地道さって、先生の描いた線からしか感じられないものが絶対ありますから。
役作りの上で、アニメの声から得られる情報はすごく多いです。ミュージカルの初演の時は、アニメでイタリア役を演じていらっしゃる浪川大輔さんの声の演技をすごく勉強しました。そして、そこから少しずつ手放していく。「自分だったらどうしたいのかな」ということを、ものすごく考えました。
「浪川さんの声が出せる役者」が舞台で演じるなら、多分、舞台でも浪川さんご自身に演じていただいた方が絶対いいんですよ。だから、浪川さんの二番煎じにならないように、舞台俳優として、役を一つの形にできるように、ということを考えて演じました。
まだ原作やアニメをご覧になっていない方がいらっしゃったら、ぜひこれを機に触れてみていただきたいです。
止まらないヘタミュ愛
「ヘタミュ」は僕にとって初めて座長を経験させていただいた作品ですし、優しくて時に厳しく怒ってくれる先輩方と出会えたホームのような場所です。僕の役者人生において、ここにいたいと思える場所であり、イベントとかでも話しましたけど、多分皆さん役を譲るつもりはないんじゃないかな。きっと誰もがこのチームじゃないと「ヘタミュ」はやりたくないと思ってくれているんだと思います。
新しいキャストが来たら、僕らは受け入れるだけ。好きにやって、俺らも好きにやるよという楽なスタンスでいられますし、すごく居心地がいいんです。だから、こんなに好きなのかな。皆さんの中でも、「ヘタミュ」がそういう存在になっていたら嬉しいです。
\ミュージカル『ヘタリア』過去作を一挙配信!/
長江崚行おすすめのU-NEXT配信作品は?
「ヘタミュ」を一挙配信してくれているU-NEXTさんですが、とにかく純粋に配信している作品数がとんでもない! U-NEXTさんでは月ごとに付与されるポイントを使えたり 、 かゆいところに手が届くといいますか、僕が観たいものがだいたい観れるので、いつもとってもお世話になっています。
ここからは、U-NEXTさんで観られる僕のオススメ作品をご紹介させていただきますね。
『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016年)
<U-NEXTより>
カンヌ映画祭パルムドール賞受賞!貧困や社会的弱者の心の叫びを代弁した珠玉のドラマ。
互いに助け合って生きることで、人間としての尊厳や希望を取り戻していく様を力強く描く。名匠ケン・ローチが引退を撤回してまで伝えたかったメッセージに胸が熱くなる。
「孤独は存在しない・・・今、孤独じゃないんだって思えて、前に進む力をもらえる作品です」
これは知り合いの役者さんから「面白いよ」って進めていただいた作品です。教えていただいてすぐ、「明日までに観ます!」って言って、有言実行して、めっちゃ泣きました。
イギリスの、いわゆる貧困生活保護を受けているような、少し生きるのが大変な人たちのお話なんですが、役者さんの表情とか、動き方とか、すべての描かれ方がすっごくリアルなんです。物語の中で大きいうねりが起きるわけじゃないですが、作品の中を一緒に歩いているような感覚になりました。リアルなお芝居ってこういうこと言うんだろうなって思えた作品です。
映画を観て感じたのは、「孤独」って存在しないんだということ。もちろん、「孤独だ」と感じることはあると思うんですけど、同じような境遇の人はいくらでもいて、その人たちと出会ってしまえば、多分孤独ではなくなる気がするんです。孤独だと思う時は、まだ出会っていないだけ。映画を観終わった時、僕は少なくとも、今、孤独じゃないんだって思えました。そして、なんか少しだけ前に進む力をもらえた感じがしました。きっと、今を生きる上でこの「ちょっと前に進む」ことが大切なんだと気づかせてもらった映画です。
詳細>>https://video.unext.jp/title/SID0030638
『今度は愛妻家』(2010年)
<U-NEXTより>
行定勲監督が夫婦の愛情と絆をコミカルに切なく描いた感動ドラマ。
愛情も互いへの感謝も忘れていた、結婚10年目を迎えた夫婦を豊川悦司と薬師丸ひろ子が演じる。水川あさみ、石橋蓮司をはじめ共演者たちのユニークな演技も見どころ。
「寝起きで泣きました。僕も愛妻家になりたい」
これは、山田ジェームス武くんが教えてくれた作品です。「マジでいい作品だから観て」って言われて。ある時、早朝に目が覚めてしまった日に「そうだ、ジェーくんが教えてくれた映画見よう!」と思い立って、朝の5時半くらいから観始めたんです。2時間くらいの映画なんですけど、開始30分後にはもう泣いてました・・・。『今度は愛妻家』は、もともと舞台のために書かれた戯曲なんですよね。舞台には舞台、映画には映画の良さがありますが、これはその最たるものだと思いました。
お芝居の上手い下手って、思う基準が人それぞれあると思うんですけど、多分、本当にお芝居が上手い人って「芝居をしている感覚」を感じさせない、もはや上手いとか感じる余地を与えないんですよ。そんな素晴らしい役者さんたちの、競演です。
主人公は「この人、なんて不器用なんだろう。もっと綺麗に生きることだってできるのに」と思わせるような人物なんですが、演じているのが豊川悦司さんだからこそ成り立つ不器用さが漂っているというか・・・。すごさを見せつけられた気がしました。
自分に置き換えて想像すると、きっと甘えてしまうし、我慢させる部分もあるだろうし・・・それはお互い様だと思うし。多分、結婚して一緒に過ごしている時間は気がつけないことがいっぱいある。でも、失ってからじゃとんでもなく後悔する。気がつかなあかん!って思いましたし、僕も愛妻家になりたいって思いました。本当に、たくさんの人に観てもらいたい作品です。そして、ぜひとも2回観ていただきたいです。
詳細>>https://video.unext.jp/title/SID0036822
『ユージュアル・サスペクツ』(1995年)
<U-NEXTより>
巧妙なストーリーと衝撃のラスト・・・!見る者を圧倒する、サスペンス映画の傑作。
銃器強奪事件の面通しで集められた5人の前科者を主人公に、歯車の狂い始めた犯罪計画を卓越した構成で巧妙に描く。
「この作品が、このジャンルの火付役だと思っています!」
これも、ジェーくんに教えてもらった作品です(笑)。「ラストまで見たら、絶対やりたくなる(演じたくなる)よ」って言われた役があって。「マジ!」と思って観ました。
何より、ストーリーがめちゃくちゃ面白い!「6週間前にNYで起こった事件」と、その事件の「5人の容疑者」について描かれていくんですが、事件の事情聴取とその回想からいろんなことが明らかになっていきます。そして、最後の5分・・・なんて言ったらいいのかな、そこまでの1時間55分が全部無駄になるんです。
いわゆるどんでん返し系、クライム・サスペンス作品って、一時期ブームですごく増えましたよね。映画としてこのジャンルを確立するきっかけを作ったのは、多分この作品なんじゃないかなって思っています。それぐらい、出来がいい作品でした!教えてくれたジェーくんにマジで感謝です。
ちなみに、「ヘタミュ」カンパニーでは、ジェーくんと龍乎くん(磯貝龍乎)がめちゃくちゃ映画に詳しくて、いろんなことを教えてくれます。僕が「あれ観ました?」って聞いた作品は、大体先に観てる(笑)。そういう先輩たちと出会ったから、今、たくさん映画を観るようになったんだと思います。
詳細>>https://video.unext.jp/title/SID0017275
『あつまれっ!炎のモルックリーグ!』(2021年)
<U-NEXTより>
第1回大会を制するのはどのチーム!?人気俳優たちが話題のスポーツに挑戦!
モルック棒と呼ばれる棒を投げ、点数の書かれた棒・スキットルを倒して50点ピッタリを狙うスポーツ・モルック。和やかな雰囲気ながら、徐々に白熱する戦いから目が離せない。
集まったのは舞台を中心に活躍している6人の人気俳優たち。植田圭輔&上田堪大、高崎翔太&小野健斗、小南光司&田口涼の3チームが、総当たり戦で優勝を目指す。
「これを観れば、モルックやっていなくてもあなたはモルッカー!」
これもぜひ観ていただきたい。演劇界でモルックと言えば、植田圭輔さん!僕も、圭輔さんの影響でモルックを始めて、自分用のセットとかも買うぐらいハマっています。そんなに上手くはないんですけど(笑)。少しでもモルックが広まってくれればいいなと思って、現場に持っていったりしているんですよ。
モルックを知ってくれる人口が増えれば、それだけモルックの競技人口も増えると思うんです。切磋琢磨することで、世界に通用するモルッカーが生まれるはず。役者がプレーしているところを観てもらうことで、とにかく興味を持ってもらえたらいいなと!
ちなみに、役者仲間で一番強いのは、やっぱり圭輔さんだと思います。肩を並べられる人もちらほら出てきてはいるんですけど。前に、圭輔さんと一緒に公園でプレーしたことがあったんですよ。日も落ちてきて、ピンがよく見えなくなってくる中で、圭輔さんが「崚行、見てて。あれ狙うわ」って、結構な距離のピンにバーン!って当てたんです。その圭輔さんの姿が、夕暮れの公園で眩しいくらい輝きを放って見て。「モルック漫画があったら、この人が主人公だ」って思ったんです。
とにかく一度、モルックの見てほしい!自称・モルック宣伝担当として、ご紹介させていただきました(笑)。
詳細>>https://video.unext.jp/title/SID0060724
第2弾:【僕のリレキ by U-NEXT】植田圭輔がおすすめ作品を紹介!ミュージカル『ヘタリア』振り返りも
ミュージカル『ヘタリア~The Fantastic World~』に向けて
いろいろとご紹介をしてきましたが、ぜひ「ヘタミュ」の過去公演と一緒にU-NEXTさんを楽しんでくださいね。
新作公演が決まると、今まではワクワクと同時に緊張や不安もあったんですけど、今、ちょっと珍しいぐらいフラットなんです。緊張って、普段の自分よりもよく見せようとするから緊張するんだって聞いたことがあって。本番もそうですよね。お客さんが入って、より良いパフォーマンスを見せたいって思うと緊張するし。
もちろん、その緊張に打ち勝つことでいいパフォーマンスを見せられることもあるんですけど、それってその場限り、運の120%でしかなくて。平常時から100%で出せるようになってないと意味がない、100%の上限を上げていこうと思うようになりました。期待を裏切らないよねって、みんなに言わせたい。なんでこんなに落ち着いているのか分からないぐらい肝が座っているんですが、だからこそ、自分自身も落ち着いて楽しめる公演になるのではと思っています。だから自信を持って言います。ミュージカル「ヘタリア~The Fantastic World~」を劇場で一緒に楽しみましょう!お待ちしています。
┃U-NEXTでミュージカル『ヘタリア~The world is wonderful~』独占配信開始!
■過去作も見放題配信中!
視聴ページ▶https://video.unext.jp/
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ミュージカル『ヘタリア~The Fantastic World~』公演情報
上演スケジュール
【大阪公演】2023年4月7日(金)~4月10日(月) 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール
【東京公演】2023年4月15日(土)~4月23日(日) 日本青年館ホール
スタッフ・キャスト
【原作】「ヘタリア World★Stars」日丸屋秀和(集英社「少年ジャンプ+」連載)
【演出】吉谷晃太朗
【脚本】なるせゆうせい
【振付】MAMORU
【音楽】tak
【出演】
イタリア役:長江崚行、ドイツ役:上田悠介、日本役:植田圭輔
アメリカ役:磯貝龍乎、イギリス役:廣瀬大介、フランス役:寿里
中国役:杉江大志、スペイン役:山田ジェームス武、プロイセン役:高本学、オランダ役:磯野亨
<アンサンブル>
仲田祥司、町田尚規、伊東征哉、山口渓、松崎友洸、安久真修、丸山武蔵、船橋拓幹
公式サイト
【公式サイト】https://musical-hetalia.com/
【公式Twitter】@hetamu_official
(C) 日丸屋秀和/集英社・ミュージカル「ヘタリアFW」製作委員会
U-NEXTで舞台を見るには?無料トライアルあり!利用方法・料金プラン・解約方法
(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)