人気ファンタジー小説「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を原作とした冒険コメディミュージカル、『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』が、2022年秋に日本初上陸することが発表された。主演を務めるのは岡本圭人。岡本は、本作でミュージカル初挑戦を果たす。
『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』は、アメリカの人気作家リック・リオーダンにより2005年から2009年にかけて年一冊ずつ発行され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにも選ばれた大人気ファンタジー小説「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズの第1作を原作としたミュージカル。2010年には「ホーム・アローン」や「ハリー・ポッター」シリーズで知られるクリス・コロンバスが監督、ローガン・ラーマンが主演で映画化もされている。
ミュージカルは、2014年にオフ・ブロードウェイで公演され、2017年には新曲なども加わった改訂版が製作された。オリンポスの神々やギリシャ神話に出てくる怪獣たちが次々と現れるファンタジー要素たっぷりなストーリーや、冒険を彩る素敵な楽曲で人気を博し、改訂版は、オフ・ブロードウェイ作品のトニー賞ともいわれているドラマ・デスク賞の3部門にノミネートされ、その後全米ツアーも行っている。
岡本が演じるのは、主人公のギリシャ神話の海の神ポセイドンの息子だと知らされる少年パーシー・ジャクソン。岡本は、実は、幼い頃イギリスに留学していた際に、原作小説を愛読していたそうで、パーシー役を演じることが決まった時は「不思議なご縁と使命感に駆られました」と語っている。
そして、パーシー・ジャクソンと一緒に旅をする知恵と戦略を司るアテナの娘アナベス役には小南満佑子、幸運と富を司り知識者でもあるヘルメスの息子ルーク役には水田航生、パーシーをそばで支えるブラナー先生役には宮原浩暢(LE VELVETS)、パーシーの母親役には壮一帆が決定。このほか、木内健人、菜々香、小野妃香里、村井成仁、Ema、横山賀三、小原和彦が神やパーシーと共に旅をする仲間を演じる。
演出は荻田浩一が担当。個性豊かなキャストたちと、神々と人間が繰り広げる冒険の旅を作り上げる。
『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』は、9月21日(水)から10月5日(水)まで東京・有楽町よみうりホール、10月9日(日)・10月10日(月・祝)に京都・京都劇場にて上演される。
チケットは、東京公演が8月5日(金)、京都公演が9月4日(日)より一般発売スタート。
コメント紹介
◆荻田浩一(演出)
この作品を初めて知ったのは映画でした。
将来、自分が関わることなど露知らず、少年少女のアドベンチャーを楽しく拝見しました。
アメリカンなヒーロー活劇がギリシャ神話の道具立てで展開されるのが面白かったですね。
舞台版は物語のギミック感はそのままに、より想像力を膨らませて頭の中で遊んでもらう「お芝居」の大胆な面白さが際立っているようです。爽快な楽曲に乗せて、些か悪ノリの冒険譚を楽しんで頂けますよう取り組みます。
◆岡本圭人
実は、この作品の原作である小説を幼い頃イギリスに留学していた時に愛読していたので、今回のお話をいただいた時は不思議なご縁と使命感に駆られました。世界中の誰もが知っているパーシーを自分が演じるということにプレッシャーを感じましたが、僕も、彼のような人々を導いていくヒーローになれるよう一生懸命、パーシー・ジャクソン役を務めさせていただきます。今回が初めてのミュージカル出演になるため、正直なところ、僕自身が一番わくわくしています。このミュージカルの心が躍るような素晴らしい音楽に乗せて、パーシーの言葉を、そしてこのファンタジー溢れる素敵な物語を皆様に届けられる日を楽しみに、稽古に励んでいきますので、楽しみにしていてください。ファンタジーは想像力を豊かにしないと創れませんが、それを可能にできるのが劇場だと思っています。日常から離れて、リフレッシュしたい方、元気をもらいたい方、一人でも多くのお客様に、パーシーの世界をお届けしたいと思います。劇場で皆様と一緒にパーシー・ジャクソンの楽しい冒険に出かけられる日を心待ちにしています!
◆小南満佑子
冒険をする作品に初めて挑戦するので、お稽古からどういう風に作り上げていくのか、とても楽しみです。素敵な出演者の方々ばかりなので、色々と刺激をもらいながら、賢く正義感のあるアナベスを、強く生きていきたいと思います。作品を作り上げていく過程は、ある意味冒険ですので、初日までみんなで切磋琢磨・試行錯誤しながら素敵な作品に仕上げていきたいと思います。日本初演ということでお客様の期待に応えられるよう、役としての成長や仲間意識などお稽古場から作っていきたいです。ギリシャ神話やファンタジー、冒険、コメディ、全てが詰まった盛りだくさんの作品となるので、楽しみにしていただけたらと思います。
◆水田航生
この度、出演させていただくことが決まり、とても光栄です。出演するにあたりブロードウェイ版の音源や映像を調べたのですが、良い意味で、真面目な神々の話なのになんてチープな作り方なんだ、と思いました(笑)。人が何か魅力を感じる“B級感”をこの作品でも感じていただけると思います。そして、この作品はコメディ要素もあるのですが、コメディは演じるのが難しい分、やりがいやお客様に伝わったときの達成感がとてもあるので、お稽古から果敢にトライしていきたいと思います。荻田さんがコメディをどういう風に演出されるのか今からとても楽しみです。B級感はありつつも、ミュージカルとしての素晴らしい楽曲や、圧倒的なパフォーマンスを楽しんでいただけるよう、後悔させない演劇をお届けしたいと思います。劇場でお待ちしています。
◆壮一帆
サリー役を演じます、壮一帆です。今作では久しぶりの荻田さんの演出、久しぶりのファンタジーミュージカルになります。そしてお母さん役のプロになれるのではというくらい、何回目かになる母親役です(笑)。サリーは今まで演じてきた母親とは一味違うので、皆様に楽しんでいただけたらと思います。荻田さんは独特な世界観をお持ちで、ご一緒できることがとても楽しみなのですが、その分役者としてのスキルが問われるので、前回ご一緒したときよりスキルアップした自分で挑めるようにがんばりたいと思います。ファンタジー作品はとても大好きで私の原点です。大人になったからこそ見える視点があると思うので、昔と違う角度でファンタジー作品に挑めることがとても楽しみです。皆様と一緒に冒険の旅に出て、わくわくできる、そんなひと時の夢を楽しみにしていただけたらと思います。
『盗まれた雷撃 パーシー・ジャクソン ミュージカル』公演情報
上演スケジュール・チケット
【東京公演】2022年9月21日(水)~10月5日(水) 有楽町よみうりホール
<一般発売>2022年8月5日(金)
【京都公演】2022年10月9日(日)・10月10日(月・祝) 京都劇場
<一般発売>2022年9月4日(日)
スタッフ・キャスト
【原作】Rick Riordan
【楽曲】Rob Rokicki
【脚本】Joe Tracz
【翻訳・訳詞・演出】荻田浩一
【音楽監督】森亮平
【振付】三井聡
【出演】
岡本圭人 小南満佑子 水田航生
木内健人 菜々香 小野妃香里 村井成仁 Ema 横山賀三 小原和彦
宮原浩暢(LE VELVETS) 壮一帆
【公式サイト】https://www.percy-jackson.jp/
【公式Twitter】@percyjackson_jp