ミュージカル『INTO THE WOODS イントゥ・ザ・ウッズ』

2022年1月11日2024年7月18日

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あらすじ

願いを叶えたはずの主人公たちに起こる「ハッピーエンド」のその先･･･
～おとぎ話でも、ヒーロー話でもなく、人が生きていくことの「業」がテーマの物語～

童話に新しい解釈を与え、大人向けファンタジーとして生まれたミュージカル『INTO THE WOODS』。
登場するのは、魔女に呪いをかけられたパン屋の夫婦と、赤ずきん、シンデレラ、ジャックと豆の木のジャック、ラプンツェルなど、おとぎ話の主人公たち。それぞれの物語が交錯し、「森」の中で新しいストーリーが展開される。

長年子供を授からないパン屋の夫婦は、その理由が魔女の呪いのせいだと知る。そして、魔女から呪いを解くために必要な、おとぎ話の主人公たちが持つ4つのアイテム“ミルクのように白い牝牛”（ジャックと豆の木）、“血のように赤い頭巾”（赤ずきん）、“トウモロコシのように黄色い髪”（塔の上のラプンツェル）、“黄金に輝く靴”（シンデレラ）を持ち帰るよう告げられる。二人は子どもを授かりたい一心で、森の奥深くへ足を踏み入れるが･･･。

人は、自分のために、家族のために、友人のために努力し必死に生きていますが、どこかで知らない誰かの人生が、その犠牲になっている。お互いの犠牲なくしては人間の世の中は成り立たないのだ。

誰もが良く知るおとぎ話の主人公たち、彼らの成功人生でさえ、やはり誰かの犠牲の上に成り立っており、彼らの人生にも、当然そのような人間の世の中の現実や、業が存在している。

劇中でめまぐるしく繰り出される、主人公たちの「I Wish(願い）」をのせた言葉。さらに、家族の絆や社会の矛盾といった様々なテーマを織り込みながら、人が本質的、普遍的に持つ「人間の業」を描く――。