竹中凌平と声優の浦和希が対面!舞台『ブルーロック』稽古場レポート


2023年5月4日(木)に大阪・サンケイホールブリーゼで開幕する舞台『ブルーロック』。開幕に先駆け、公開稽古と合同取材会が開催された。

竹中凌平と声優の浦和希が対面!舞台『ブルーロック』稽古場レポート

「ブルーロック」は、2018年より「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されている、金城宗幸(原作)、ノ村優介(漫画)によるエゴイストFW育成サッカー漫画。2022年10月よりTVアニメも放送されるなど、メディアミックス展開が広がる作品だ。

出演は、主人公・潔 世一役の竹中凌平、潔と同様に高みを目指すチームメイトの蜂楽 廻役の佐藤信長、國神錬介役の松田昇大、千切豹馬役の佐伯亮など。

竹中凌平と声優の浦和希が対面!舞台『ブルーロック』稽古場レポート

とにかく走る!圧倒的な臨場感と緊迫感の演出で舞台上に広がる緑のフィールド

日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトに集められた300人の高校生。たった1人のストライカーのために299人の若きプレイヤーが犠牲になるというこの無情なプロジェクトに臨む彼らには、「世界一のエゴイスト」であることが求められた。

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稽古直前、アンサンブルの牧野裕夢の主導のもと、まるで部活のような本格的な準備運動が始まった。二人一組になり和気あいあいとした雰囲気の中でストレッチをするカンパニーからは結束力と仲の良さが伝わってくる。

しかし稽古が開始されると、さきほどまでの和やかな空気が切り替わり、キャストたちの顔はFW(フォワード)として競い合うチームメイトの表情に一変。そして、ここでさきほどの念入りな準備運動の意味を理解することとなる。

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シーン展開直後の怒涛の運動量と台詞量に圧倒!

フィールド上でバチバチと火花を散らすプレイヤーたちをリアルに表現するため、出演キャストたちには他の舞台では類を見ないほどの持久力や跳躍力、肺活量が要求される。さらにその走りのフォームの中に原作のキャラクターの癖まで取り込んでいるのだから驚きだ。

彼らが目前で息を切らしながら臨場感のある試合を繰り広げるからこそ、観客たちは舞台上に新緑のフィールドが広がっていく感覚に陥ることができる。カンパニーの強いチャレンジ精神は、公演を重ねる度に進化と変化を生んでいくはずだ。

「人生の中でエゴイストだった瞬間は?」アニメで潔 世一役を演じる浦 和希も見学

合同取材会では潔 世一役・竹中凌平、蜂楽 廻役・佐藤信長 、國神錬介役・松田昇大、千切豹馬役・佐伯 亮、凪 誠士郎役・小坂涼太郎 、御影玲王役・菊池修司が登壇。さらにアニメ版で潔 世一役の声優を務める浦 和希もこの日に初めて稽古を見学し、取材に参加した。

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冒頭に、稽古開始から今日までの心境を聞かれると、菊池は「稽古前はこの世界観をどのように舞台で表現するのかと思っていたのですが、カンパニーのみんなと脚本・演出の伊勢直弘さん、多くのスタッフの皆さんのおかげで少しずつ形になっていって、僕たち自身もとてもわくわくする作品になっていっているなと実感しています」、小坂は「今、スムーズに、順調に進んでいます。(スタッフの皆さんが)早い段階で0から1にしてくださったことにとても感謝しています。1から100にするのは僕たちの仕事なのでがんばります」と語った。

竹中凌平と声優の浦和希が対面!舞台『ブルーロック』稽古場レポート

佐藤は「ブルーロックの舞台は0から(のスタート)で、1カ月しか稽古期間がないことに最初は不安でした。順調に進んでおり、あとはブラッシュアップをすれば皆さんにお見せできるようになると思います」、松田は「みんなでストレッチをしたり、部活のような雰囲気の中、とても楽しくやってこれています。今日は取材の方々がたくさんいて、ギアが3個くらい上がって、すごく緊張しました。楽しく本番を迎えられるように、しっかりと作り上げていきたいです」、佐伯は「とても疲れる舞台です。まだまだ疲れていきたいと思います。本番に向けて頑張ります」と、各々が開幕直前の緊張がありつつも、本作の道筋を見出しているようだった。

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この日稽古を見学した浦は「アニメのアフレコでは立ったまましゃべるだけなのですが、皆さんは動きながら台詞を言っていてすごいなと思いました。立体的な舞台の上で皆さんが演じられていることにすごく尊敬します。サッカーってフィールドがとても広くて、アニメだと描き方で工夫できると思うのですが、舞台では広さやパス交換が一体どのように表現されるのだろう?と本番が楽しみになりました」と興奮気味。

そこに、舞台で潔役をつとめる竹中は「ありがとうございます。大枠は大体できてきたので、あとは中身を埋めていく作業だなと思っています。今日、浦さんが見に来てくださったことで役者として身が引き締まったので、ここからさらにがんばっていきたいと思います」と返していた。

続けて浦は「原作とアニメに対する竹中さんのリスペクトをすごく感じとれて、同じ潔役として嬉しく思いました。あと今日(舞台キャストが着用している)ジャージがいいなぁと。皆さんの一体感というか、それこそ部活感がすごく出ていて。あとで僕もいただけませんかね(笑)?」と稽古着にも注目。

竹中凌平と声優の浦和希が対面!舞台『ブルーロック』稽古場レポート

舞台のキャストたちが身にまとっていたのはUMBROとのコラボユニフォームで、こちらは完全完全受注販売も決定している。

竹中と浦に「潔を演じるにあたって意識していることは?」と聞くと、竹中は「原作とアニメからたくさん勉強をさせていただき、なるべくキャラクターに沿うように、とは思いつつも、結局自分という人間が入ってきて邪魔になるので、いい塩梅を探りながらやっています」と回答。

そのコメントにすかさず浦は「本当に潔でした。アニメ版と舞台版で役者が違うがゆえに、出るものも違うと思うんです。メディアミックスだからこそ、そこが面白いところではないでしょうか。僕も原作に対するリスペクトを大切に、潔に寄り添うようにしていて。竹中さんと同じ気持ちで挑んでいます」と同じ役どころを演じる2人の対面が叶ったことで、キャラクターへの想いがシンクロしていることが明らかになった。

竹中凌平と声優の浦和希が対面!舞台『ブルーロック』稽古場レポート

次に見どころについて、菊池は「臨場感ですかね。(舞台上に実際には)フィールドがないにしてもみんなが走っていて、それぞれのキャラクターがゴールを目指してがむしゃらに右往左往しているところが魅力です」、小坂は「僕自身、この漫画がすごく好きで。読んだときに黒い衝動を受けました。キャラクターの表情が個性的で、特殊な表現がされているので、自分が試合の中にいるかのように引き込まれます。その黒いものを舞台上でどのように表そうかと、それに近いものを出せたらいいなと考えています」とアピールした。

また、佐藤は「それぞれのキャラクターが得意なことだったりエゴい部分を出し合って一つのチームとしてやっていくんですよね。原作の面白さと生身の人間がやることの面白さが混ざり合うことで、また新しい面白さが生まれるといいですね」と本作のテーマでもある“エゴ”に触れた。

松田は「それぞれのキャラクターにドラマがあって、全員に好きになる要素があるというのは原作の素敵な部分です。それを舞台でやるからこその人としてのリアルな熱さを加えることができるのではないでしょうか」、佐伯は「僕自身もサッカーをやっていて、経験者からも『こんなプレーをしてみたいな』と共感したり憧れる部分がたくさんあるんです。舞台版でもエゴイストなキャラクターが集まってはいるのですが、(役者としては)ひとつのチームとして自分たちの熱さを持って、一つのゴールへみんなで向かっている様子を皆さんに見ていただきたいです」と語った。

そして、竹中は「原作は面白いだけじゃなくってメッセージ性も含まれていて、舞台版でも人生のヒントになるようなものをお届けできたらなと。きっとそれができる作品になると思うのでこのまま頑張っていきたいと思います」、浦は「原作では人間の根源にある欲求みたいなものはサッカーを通して描かれているんですが、熱い告白を受けているような、メッセージを受け取れる作品ではないでしょうか。舞台版でもきっとそれを受け取れるのではないかと、先程の稽古を見て感じました」。

ちなみに「自分がエゴイストだった瞬間は?」と問うと、浦から「男4人兄弟なんですけれど、自己主張をしなければご飯を確保できなかったので、食卓にお皿を運ぶその最中に先につまみ食いをするという・・・五十嵐栗夢の『マリーシア』のようなずる賢さに通ずるものが自分にはあるかもしれないです」と、まさかのブルーロックの登場人物の能力とリンクするエピソードが飛び出した。

続いて、竹中は「エゴかわからないですけど・・・学生時代に(テスト前に)『勉強やった?』と聞かれて、僕は『やってない』って答えて、でも100点をとるっていう・・・」と話した瞬間、各方向から「まじかよ〜!」「そっち系で出し抜くのか!」とツッコまれ、場が笑いに包まれた。

さらに佐藤が「僕の趣味は車で走ることなんです。サーキットへ行った時は誰よりも速いと思いながら走っています。普段はぽやぽやしてるんですけど、その時だけは別人格が出てきます」というエゴエピソードに対し、小坂が「法定速度とか大丈夫?」と質問、すかさず「いや、サーキットだって言ってんじゃん(笑)」と佐藤が切り返す場面もあり、笑いが巻き起こっていた。

最後に、公演に向けて竹中は「ブルーロックは今も連載中で、ずっと面白い展開が続いていて、舞台版も息の長い作品となるように全力でエゴく、ぶつかっていきたいと思います。楽しみにしていてください」と意気込みを語り、浦は「僕も今日の稽古を見て絶対に楽しめる作品だと確信をしたので、ぜひエゴい気持ちを持って劇場へ足を運んでくださると僕も嬉しいです。1ファンとして僕も楽しみにしています!」とエールを送った。

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舞台『ブルーロック』は、5月4日(木)から5月7日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、5月11日(木)から5月14日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演される。

なお、主題歌を担当するKradnessが大阪公演のアフタートークゲストとして出演。主題歌生ライブを行う。

【出演日時】
5月5日(金)17:30公演
https://officeendless.com/sp/bluelock_stage/sc_ticket/#ticket

また、DMM TVにて大阪公演の千秋楽5月7日(日)17:30公演と、東京公演の大千穐楽5月14日(日)17:30公演の2公演がライブ配信される。

\DMM TVでライブ・アーカイブ配信あり!/

5月7日(日)17:30公演

5月14日(日)17:30公演

2公演FULLセット

詳細>>https://tv.dmm.com/vod/?id=stage&season=5789bluel00001

舞台『ブルーロック』

上演スケジュール

【大阪公演】2023年5月4日(木)〜5月7日(日) サンケイホールブリーゼ
【東京公演】2023年5月11日(木)〜5月14日(日) サンシャイン劇場

スタッフ・キャスト

【原作】原作:金城宗幸 漫画:ノ村優介
「ブルーロック」(講談社「週刊少年マガジン」連載)

【脚本・演出】伊勢直弘
【サッカー指導】エリース東京(豊島区国際アート・カルチャー特命大使/SDGs特命大使)

【出演】
潔 世一:竹中凌平
蜂楽 廻:佐藤信長 國神錬介:松田昇大 千切豹馬:佐伯 亮
久遠 渉:佐織 迅 雷市陣吾:佐藤たかみち 我牙丸吟:村松洸希 伊右衛門送人:澤田拓郎 五十嵐栗夢:書川勇輝
馬狼照英:井澤勇貴 二子一揮:坪倉康晴 鰐間淳壱:船木政秀 鰐間計助:川井雅弘
凪誠士郎:小坂涼太郎 御影玲王:菊池修司 剣城斬鉄:益永拓弥 絵心甚八:横井翔二郎

<アンサンブル>
安藤勇雅 窪寺直 土居健蔵 中土井俊允 牧野裕夢

ライブ配信

<配信公演>
【大阪公演】5月7日(日)17:30公演
【東京公演】5月14日(日)17:30公演

【配信プラットフォーム】DMM TV

<ライブ配信チケット>
【チケット料金】
1公演:3,700円(税込)
2公演FULLセット:6,600円(税込)

【ライブ配信特典】
公演終了後に特典映像を配信
※特典映像は生コメント配信
※公演終了後、準備が出来次第配信開始

あらすじ

世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。
日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合がある計画を立ち上げるところから始まる。その名も“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトに集められたのは300人の高校生。しかも全員FW。
299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーとは?
今、史上最もアツく、最もイカれたサッカーが開幕する。

公式サイト

【公式サイト】https://officeendless.com/sp/bluelock_stage
【公式Twitter】@BLUELOCK_STAGE

(C) 金城宗幸・ノ村優介・講談社/舞台『ブルーロック』製作委員会







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