神の一手を求めて舞台に顕現! 糸川耀士郎×小南光司で贈る歌絵巻『ヒカルの碁』序の一手 公開ゲネプロレポート

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神の一手を求めて舞台に顕現! 糸川耀士郎×小南光司で贈る歌絵巻『ヒカルの碁』序の一手 公開ゲネプロレポート

2024年7月5日に東京・サンシャイン劇場にて歌絵巻『ヒカルの碁』序の一手が開幕した。初日当日に公開ゲネプロが行われたので、その模様をお届けする。

原作・ほったゆみ、漫画・小畑健による囲碁を題材とし、囲碁の面白さを世に知らしめた大ヒット漫画『ヒカルの碁』の舞台版となる本作。碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊の導きにより、囲碁の世界へと足を踏み入れた少年・進藤ヒカルが、ライバルとなる天才少年棋士、塔矢アキラとの戦いを通して、成長していく姿を描く。

脚本・演出・作詞は、ミュージカル『黒執事』や・舞台『デュラララ!!』、舞台『フルーツバスケット』、仮面ライダーシリーズなど人気作品を手掛けている毛利亘宏。

振付・ステージングは、ミュージカル『黒執事』やミュージカル『刀剣乱舞』、ミュージカル『テニスの王子様』なども手掛ける本山新之助。音楽はハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズや『バクマン。』THE STAGEなどの和田俊輔。美術は舞台『刀剣乱舞』、舞台『弱虫ペダル』などの秋山光洋が務める。

神の一手を求めて舞台に顕現! 糸川耀士郎×小南光司で贈る歌絵巻『ヒカルの碁』序の一手 公開ゲネプロレポート

そんな注目作で進藤ヒカル役を糸川耀士郎、藤原佐為役を小南光司、塔矢アキラ役を赤澤燈、藤崎あかり役を生田輝、塔矢行洋役を広瀬彰勇が演じる。

さらに、加賀鉄男役で真野拓実、三谷祐輝役で北出流星、筒井公宏役で岩佐祐樹、岸本薫役で松永有紘、和谷義高役で石渡真修、尹役で益永拓弥、緒方精次役で北村健人が出演している。

歌絵巻『ヒカルの碁』序の一手は、7月14日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演される。上演時間は約2時間20分(途中約15分休憩)を予定。

目次

ゲネプロレポート:ヒカルが目指す碁の道“ヒカルの碁”が舞台で紐解かれる

本作「序の一手」では、佐為に取り憑かれた小学生のヒカルが、終生のライバルとなるアキラと出会い、そして中学生囲碁大会やネット碁などを通して囲碁の世界にのめり込んでいく原作序盤の物語を中心に描かれる。

神の一手を求めて舞台に顕現! 糸川耀士郎×小南光司で贈る歌絵巻『ヒカルの碁』序の一手 公開ゲネプロレポート

ステージ上に碁盤の目が引かれ、舞台奥には碁石のような円形の大きなスクリーン、さらに囲碁の対局時の場所も碁石をモチーフにした大道具の上で行われるなど、まさしく舞台上は囲碁づくし。映像表現なども用いることで、宇宙を表しているという囲碁の果てしない広がりをも感じさせるステージを構築している。

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囲碁を題材とした作品だけに、舞台表現として囲碁の対局をどのようステージングさせるのか見どころとなっているが、本作では円形スクリーンに碁盤や碁石を打つ手先を映しつつ、ヒカルたちメインの対局においては殺陣、アクション、ダンスなども交えて緊迫&白熱する対局の展開をイメージとして表現。

さらに囲碁の対局時だけでなく全編を通して、臨場感を持った生バンドの奏でられるメロディーに乗せながらキャストたちが、キャラクターの心情や物語の展開をバラエティー豊かな歌絵巻として綴っていく。

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主人公ヒカル役の糸川は、やんちゃで生意気だが、やがて囲碁へ真摯に向き合い、成長していくヒカルを好演。佐為を演じる小南は、立ち振る舞いと言葉づかいで、平安時代の天才棋士の霊として神秘的に醸し出しながらも、碁打ちの際の真剣さと可愛らしい一面を覗かせる二面性をしっかりと演じきっている。そして、赤澤は少年でありながら天才棋士である苦悩を持ち、ヒカルとの出会いによって運命を大きく変えていくアキラを熱演。

神の一手を求めて舞台に顕現! 糸川耀士郎×小南光司で贈る歌絵巻『ヒカルの碁』序の一手 公開ゲネプロレポート

原作同様に、囲碁のルールを知らなくても楽しめる作品としてエンターテインメントあふれる本作。神の一手を求めて、ヒカルが目指す碁の道“ヒカルの碁”の歌絵巻が、今サンシャイン劇場で紐解かれる。

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

歌絵巻『ヒカルの碁』序の一手 あらすじ

ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。
その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いを受け、ヒカルは徐々に囲碁の世界へと足を踏み入れていく。

一方で現代で神の一手に最も近いといわれるプロ棋士・塔矢行洋を父に持つ天才棋士、塔矢アキラは、ふとしたきっかけでヒカルと対戦し敗北を喫してしまう。
そこから、彼らのライバルとしての果てしない道が始まるのであった。

そして時は流れ中学生になったヒカルは、
将棋部の加賀、囲碁部部長の筒井、同級生の三谷らと共に囲碁の世界を更に広げていく。

歌絵巻『ヒカルの碁』序の一手 公演情報

<上演スケジュール>
2024年7月5日(金)~7月14日(日) 東京・サンシャイン劇場

<スタッフ・キャスト>
【脚本・演出・作詞】毛利亘宏
【振付・ステージング】本山新之助
【音楽】和田俊輔
【美術】秋山光洋

【出演】
進藤ヒカル役:糸川耀士郎
藤原佐為役:小南光司
塔矢アキラ役:赤澤燈
藤崎あかり役:生田輝
塔矢行洋役:広瀬彰勇

加賀鉄男役:真野拓実
三谷祐輝役:北出流星
筒井公宏役:岩佐祐樹
岸本薫役:松永有紘
和谷義高役:石渡真修

尹役:益永拓弥
緒方精次役:北村健人

<公式サイト>
【公式サイト】 https://hikarunogo-stage.com/
【公式X(Twitter)】@hikarunogostage

(C)ほったゆみ・小畑健/集英社
(C)歌絵巻「ヒカルの碁」製作委員会

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この記事を書いた人

演劇、海外ドラマ、映画、音楽などをマルチに扱うエンタメライター。エンタステージ立ち上げからライターとして参加し、小劇場から大劇場のストレートプレイにミュージカル、2.5次元、海外戯曲など幅広いジャンルにおいて演劇作品の魅力を日々お伝えしています!

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