椿泰我（IMPACTors／ジャニーズJr.）前説にも登場！舞台『マウストラップ』レポート

2022年1月13日2024年7月26日

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椿泰我（IMPACTors／ジャニーズJr.）前説にも登場！舞台『マウストラップ』レポート

椿泰我（IMPACTors／ジャニーズJr.）の主演舞台『マウストラップ～ねずみとり』が、2022年1月12日（水）に東京・俳優座劇場で開幕した。初日前には公開ゲネプロが行われ、椿とともに富田麻帆、鷲尾修斗、反橋宗一郎、伽代子、松田将希、河合我聞、釈由美子が登壇し、公演への思いを語った。

本作は、“ミステリーの女王”と呼ばれるアガサ・クリスティの短編小説を原作にした名作舞台。雪深い山荘を舞台に、ジェイルズ＆モリーの若夫婦が開いたゲストハウスで、大雪の日、5人のゲストとトロッター刑事が宿泊する中、殺人事件が起こる。

アガサ・クリスティが得意とする密室殺人劇である本作は、個性豊かなキャラクターが特徴。開いたばかりのゲストハウスに期待や希望を膨らませるジェイルズとモリーの夫婦、気難しいボイル夫人、底抜けに明るいクリス、謎の外国人・パラビチーニなど、登場してすぐにその個性を認識できるほどキャラクター性がしっかりしている。

さらに、物語が進んでいくと、徐々に彼らに疑わしい行動や過去があることが判明していく。誰もが怪しく見え、お互いに疑心暗鬼になっていくさまを見ていると、観客も犯人探しをせずにはいられない。トロッター刑事が推理を進めると、次第に、彼らの本音や過去の出来事が判明し、あっと驚く展開が･･･。

椿がジェイルズ役、富田がモリー役を演じるほか、クリストファ・レン役を松田、ボイル夫人役を伽代子、メトカーフ少佐役を河合、ケースウェル役を釈、パラビチーニ役を鷲尾、トロッター刑事役を反橋が、熱のこもった演技で魅せた。

椿は、ジェイルズを瑞々しく演じるだけでなく、物語においての進行役も担っており、作品を根底から支えていた。また、モリーが本音を吐露するシーンでは、富田は涙を流しながら熱演し、心を打った。パラビチーニ役の鷲尾も秀逸。怪しい外国人を怪しさいっぱいに演じながら、愛嬌すら感じさせる。

取材会では、椿が「めっちゃ緊張しているんです。（挨拶で）真面目なことを言わなくていいと言われましたが、固いことを言った方が落ち着くので･･･」と前置きし、「イギリスで２万２千回上演され、ストレートプレイとしてギネス記録も持っているこの作品に、僕たちが携われることをすごくうれしく思います。僕たちは、この舞台に真摯に向き合って、今日まで稽古を重ねてきました。僕たちの作り上げた作品を楽しんでいただけたらと思います」と公演への思いを語った。

なお、この日のゲネプロ前には前説として椿が登壇。観劇にあたっての注意やお願いを話すだけでなく、「なかなか撮ってもらえる機会がないので･･･」と役柄のためにはめた結婚指輪を報道陣に見せて、写真撮影にも応じる一幕も。前説は、本公演中も椿が担当するそうなので、そちらもお楽しみに（写真撮影はゲネプロ時のみ）。