舞台『川越ボーイズ・シング』-喝采のクワイア-インタビュー!横山賀三&桜庭大翔は「空気を変えるコメディ担当」

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舞台『川越ボーイズ・シング』-喝采のクワイア-インタビュー!横山賀三&桜庭大翔は「空気を変えるコメディ担当」

舞台『川越ボーイズ・シング』-喝采のクワイア-が、2024年6月22日(土)に開幕する。本作は、ボーイズ・クワイア部を題材としたオリジナルTVアニメーションを舞台化した作品。トラブルメーカーの天才指揮者・響春男と、それぞれ悩みを抱えるボーイズ・クワイア部の生徒たちが、音楽を通じて成長や絆を深めていく姿を描く。

個性豊かなボーイズ・クワイア部の生徒たちの中から、エンタステージは小橋快人役の横山賀三と茨戸静男役の桜庭大翔にインタビューを行った。個性豊かなボーイズ・クアイア部の中で、同学年のキャラクターを演じる二人。作品の中で「コメディ担当」だという二人が、作品に対して感じていること、関係性をどのように作ってきたのか、稽古を通して見えたものを語ってもらった。

目次

横山賀三×桜庭大翔が感じる「クワイア」の魅力

――まもなく初日をむかえますが、まずは、お稽古をしてきて感じた本作のおもしろさを教えてください。

横山:クワイア部という部活を通して、個々に抱える葛藤、そこから起きる衝突や、団結がまさに青春で、学生時代のワンシーンを思い出させるような魅力がこの作品には詰まっています。本当に個性豊かなキャストが揃っているので、みんなで合わせる声に、ものすごく良い化学反応が起きているように感じています!そちらも注目です!

桜庭:クワイアももちろんですが、お芝居も個人では完結できない、みんなでパスを出し合って熱をどんどんあげていくシーンが多いので、そういったシーンもぜひ楽しんでいただければと思います!

――ご自身の演じる役に共感したことはありますか?また、役作りで心掛けたことを教えてください。

横山:小橋快人くんはナルシストでクセのある面白い役柄です。内側にある繊細な部分や、実はお人好しなところがとても魅力的なので、そこを丁寧に演じたいと思います。ITくん、自分で作詞作曲した曲を披露するのですが、かなりクセ強めなので自分の殻を破って、「より激しく」をモットーに披露したいと思います。

桜庭:自分の本音を語ることは実に難しいことだと思います。僕自身も本当にやりたかったお芝居という職業を初めてカミングアウトした時の感情を思い出して、静男に重ねて役を作り上げました。

――お二人は初共演かと思いますが、お互いの印象は?

横山:まず、筋肉だと思いました!最初は身体が大きすぎて話すのに緊張しちゃいましたが、いつも気さくに優しく話しかけてくれて、まさにオトメくんのような温かい雰囲気溢れる優しい人だなと思いました。稽古場ではムードメーカー的存在で、一緒にいると楽しいです。

桜庭:僕は、なんて多彩で素敵な子なんだろうと思いました!今では僕のボケをなんでも拾ってくれる、いろんな意味で本当に頼れる可愛い弟だと思っています。

――本作ではいろんな関係性が描かれていきますが、小橋快人と茨戸静男、同学年の二人の関係性づくりで心掛けたことはありますか?

横山:この2人は本作ではコメディ担当だなという印象です。物語が進む中で空気感を一気に変えてく必要がある2人なので、もうそこは思いっきり楽しんじゃおうって2人で話しました。2人の関係性についても、クセ強2人だからこそ共通するものがあるのか、信頼関係が厚い2人なので、そこもしっかりと作り上げていきたいと思います。

桜庭:実際のキャスト間は歳のばらつきがありますが、同学年の役なので、年下と年上関係なく、皆タメ語で喋るようにして、普段から気を使わない関係を心がけています。

――では、主演の染谷俊之さんの印象を教えてください。

横山:役者の鑑です。稽古期間が短い中でも、台本を持って演じている姿をほとんど見なかったですし、性格もとても温かくて優しい印象で、安心感があります。最高の座長です!

桜庭:お芝居が本当に素敵で、自分の出ていないシーンは気づいたら染谷さんの芝居にずっとうっとりしています。そして本当にみんなのことをよく見てくれていて、プライベートでも引率してくれている先生のような安心感のある方です!

――松崎史也さんの演出を受けてどんなことを感じましたか?

横山:稽古中において、現状の課題と長所を的確に見極め、次の稽古に向けてどのように改善すべきかを自分で発見できるようご指導いただけるので、役者として非常に学びが多いです。ご一緒できることに日々感謝し、お客さまにベストの状態をお届けできるよう、最後の最後まで松崎さんのお言葉に耳を傾け、考え続けたいと思います。

桜庭:松崎さんは、お芝居に凄くこだわりをもって愛情を注いでくれていらっしゃるので、一人一人のお芝居が最大限に素敵に見える演出をしていただいてるのだなと改めて実感しています。みんなも松崎さんのオーダーに応えようと精一杯自分の持ち味を活かし、作品を作り上げていくので、モチベーションが最高ですね!

――お稽古中、印象的な出来事がありましたら教えてください。

横山:稽古場にうまい棒の差し入れがあるのですが、毎回来る度に、置いてあるうまい棒の味が変わっていて、次は何が来るのか一つの楽しみでもありました。現状、やさいサラダ味が僕の中の一位です。

桜庭:難しいダンスの振り入れを終えた後、誰かが言い出すでもなく、みんなで輪を囲んで飛び跳ねながら叫びながら喜びを分かち合っていたのが、本当に部活動のようで楽しかったです。

――ミュージカルにおける歌唱とはまた違う、「合唱」の魅力についてはどのように感じていますか?

横山:ミュージカルの歌は台詞と同様に言葉を伝えることが重要ですが、合唱では皆の声を一つに合わせて心を通わせることが求められます。少し難しいですが、それが感じられた瞬間の感動は本当に素晴らしくて、お客さまにも感じていただきたいポイントでもあります。

桜庭:一人一人の「色」が合わさって初めて完成される音なので、よりチームプレイを求められるし、皆で培ってきた絆があるからこそ合わさることができた音はきっと合唱というジャンルでしか味わえないものだなと思いました。

――公演楽しみにしております!最後に、お客さまへのメッセージをお願いします。

横山:キャスト同士稽古場でも仲が良く、本当に毎日が部活みたいに楽しいのでその雰囲気を来てくださる皆さまにも感じていただき、観劇後、「面白かった!楽しかった!なんかもう歌っちゃいたい!」ってハッピーな気持ちになってくれたら嬉しいです!

桜庭:学生時代ではなかなか気づけなかったかもしれない合唱というものの良さを大人になった今だからこそ感じていただけたらと思います!そして、学生の方はぜひ今作を通して、まだやれるかもしれない合唱を全力で楽しんで欲しいです!

舞台『川越ボーイズ・シング』-喝采のクワイア-公演情報

<上演スケジュール>
2024年6月22日(土)~6月30日(日) 東京・シアターH

<スタッフ・キャスト>
【出演】
響 春男:染谷俊之
出井天使:今牧輝琉 矢沢ひろし:武本悠佑 白鳥修治:加藤 将 小橋快人:横山賀三
茨戸静男:桜庭大翔 足立 尽:手島章斗 日向 行:井阪郁巳 日向 進:磯野亨
葉加瀬 友:高梨 怜 鈴木カーティス:ジョエル・ショウヘイ 森村 充:樫澤優太

<クワイアーズ>
喜久田大和 小山麗也 竹本太朗 成海 亮 細川陽平 米澤賢人

ピアノ:細貝 柊

【原作】「川越ボーイズ・シング」(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社)
【演出】松崎史也
【脚本】綾奈ゆにこ、元吉庸泰
【舞台メインテーマ曲】YUKI KANESAKA
【音楽】こおろぎ
【歌唱指導】今泉りえ
【振付】Kodai Harada
【指揮指導】永原裕哉

<チケット>
【料金】
11,000円(全席指定/税込)

【一般発売(先着)】
5月20日(月)12:00~
https://l-tike.com/kbs-stage/

公式サイト

【公式サイト】https://www.marv.jp/special/kbs-stage/
【公式X(Twitter)】@stage_kbs



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