『HUNTER×HUNTER』THE STAGE 2 大友至恩×阿久津仁愛インタビュー「4人が集まるシーンで、『ついに揃った!』となる」


2024年3月16日(土)から東京・天王洲 銀河劇場、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて『HUNTER×HUNTER』THE STAGE 2が上演される。今作では原作コミックでも屈指の人気を誇る「ヨークシンシティ編」を中心に描き、新たにクロロを団長とする幻影旅団が登場する。今回は、主人公ゴンを演じる大友至恩、キルアを演じる阿久津仁愛に、前作の思い出や今作の見どころなどを聞いた。

『HUNTER×HUNTER』THE STAGE前作を振り返って

――前作を振り返ってみて、印象深い思い出はありますか?

阿久津:稽古場の思い出なんですけど、至恩と席が横で、至恩がお菓子を机にいつも広げていて、そのお菓子をめっちゃもらっていたよね(笑)。

大友:稽古中に甘いものが欲しくて、お菓子をたくさん買ってきていたんです。

阿久津:自分でそんなにお菓子を買わないから「何それ? ちょうだい!」とか言って、至恩のほうが年下なのに、すごく餌付けされていました(笑)。

大友:糖分を取って集中力を上げたいから、たくさん買っていたんです。稽古場近くのスーパーに走って買いに行っていました(笑)。

――前作の大友さんは初座長でしたが、座長を経験してどうでしたか?

大友:めちゃくちゃ緊張していました。

阿久津:マジですごいよ。

――阿久津さんのような座長経験のある先輩からアドバイスを頂いたりとかは?

阿久津:なんもしてないよね(笑)。

大友:もう存在自体がアドバイスでした。

阿久津:なんやねんそれ! 適当すぎる(笑)。

大友:でも、ここはこうしたらいいというようなことを、いろいろと教えてもらいました。

阿久津:キャラクターの演じ方とかじゃなくて、こうやったら力がちょっとでも抜けて楽なんじゃないかということだったかな。ゴンは声を張り上げたり、動きも激しかったので、少しでも楽にできるところを見つけられたら、絶対により楽しめるなと思ったんです。それは自分じゃ絶対に気づけないんですよね。僕も自分で演じていたら、必死でやっていて気づけないから、そういうところは絶対に自分も言ってほしいし、言ってあげたくなるという感じでした。

大友:ゴンとキルアの二人の掛け合いのところもいろいろ考えていただきました。最後の天空闘技場を見るシーンでも、最初の動きを(阿久津さんが)見てから、「ここは天空闘技場を見て、イェーイっ!て感じで行くようにしたらいいんじゃない」と言ってくれて、確かにそれがいいなとなったり。たくさん助けてもらいました。

阿久津:役者の目線の動かし方だけでも、お客様には世界がパッと広がるようなイメージが湧いたりすると思うんです。稽古場で補えないところも結構あって、劇場に入ってから実際に見てみないとわからないところも多かったですしね。

大友:稽古場でもありましたが、やっぱり劇場で気づくこともたくさんありました。

――前作は原作・アニメファンの方々からも好評でしたが、手応えや周りの反応はどうでしたか?

阿久津:原作ファンの方が観に来てくださって、褒めていただけるのが本当に嬉しいです。

大友:めちゃくちゃ嬉しいです。

阿久津:世界観とか小道具とかビジュアルとかもそうだけど、でもやっぱりキャラクターを褒められるとすごく嬉しいよね。

大友:イメージそのまま、みたいなことを感想でSNSに書いてくださったりすると、本当に嬉しいですね。

阿久津:細かいところもいろいろ考えて表現していたから、そういうところも気づいてもらえるのが嬉しかったです。

――ステージ上でセリフを言っている役者以外の、周りの役者の動きとかたたずまいとか。

阿久津:そうなんですよ。ゴンとキルアはステージ上に二人でいることが多かったので、その時間をこう埋めたら面白いかなとか、楽しいよね、みたいなのを、打ち合わせなしで結構できていたんです。

大友:他の人がセリフを言っている時のお芝居とか、今考えると、その時はあんまり考えずにしていたかも。

阿久津:さすがに日替わりのようなところは完全に決めたり、自分のセリフがあるところはちゃんと決めるんですけど、それ以外は逆にその場で起こったちょっとしたアクシデントみたいなところも、僕ら自身も楽しんだりしていました(笑)。すごくキャラクターとして会話ができていたと感じていて、そういうところも楽しかったです。

――アニメ版のゴン、キルアを演じた声優の方々も観劇されてX(旧Twitter)で絶賛していました。

阿久津:アニメでキルアを演じている伊瀬(茉莉也)さんから、「すごく良かったです」とメッセージを頂戴しました。ちょっとプレッシャーもありますが、直接お会いすることはできなかったので、何かの機会でお会いしたいですね。

大友:ゴンの声優の潘めぐみさんは、劇場へ観に来てくださった時に楽屋にも来てくださって、「すごくよかった」とおっしゃっていただきました。ウィッグを外して着替えているタイミングだったんですが、嬉しさと驚きで、その状態のままでお会いしてしまいました(笑)。

阿久津:「頑張ってください」と激励していただいたんですけど、「めっちゃゴンだ!」となったよね。

大友:すごく感動しました。その後も、潘さんがSNSで感想を書いてくださったり、めちゃくちゃ嬉しかったです。

『HUNTER×HUNTER』THE STAGE 2 大友至恩×阿久津仁愛インタビュー「4人が集まるシーンで、『ついに揃った!』となる」

たくましさを増したゴンを見せたい

――前作から約1年ぶりとなる続編へ出演するにあたって、考えていることはありますか?

大友:前作でいうと、ハンター試験を受ける前のゴンと、ゾルディック家の展開を乗り越えた後のゴンは見た目も違っていると思うんです。だから、最近は足とか腕とかをちょっとだけですけど鍛えて、たくましさを少しつけたいなと思っています。見た目としても少し変化もありつつ、中身も変化しているように見せられたらいいなと思っています。

阿久津:今作は、クラピカの復讐のストーリーは重くなっていくので、ゴンとキルアのシーンは特に明るい感じで、観ている方たちがちょっと安心できるようにできたらいいなと思っています。そこの対比みたいなところはちゃんと出せるように頑張りたいですし、今作は、ストーリーでは描けないところの説明も多いんですよ。セリフじゃなくて、ナレーションとして書いてあるような原作の文も自分たちでちょっと砕いて、セリフみたいにしているところが多いんです。

大友:確かにそうだった。

阿久津:前作もヌメーレ湿原のシーンでそういうものがあって、自分の中でキルアとして言わないといけないみたいなところで苦戦しました。でも、今作でそこを任せてもらえるってことは信頼していただいていると思うので、そこに応えられるように頑張りたいです。だけど、文章が難しいから、滑舌も鍛えないといけないよね。

大友:そうだね、滑舌も鍛えます!

阿久津:だから、目標というか、乗り越えなきゃいけないことがたくさんあります。

――今作は、原作でも屈指の人気を誇る「ヨークシンシティ編」を中心に描かれるとのことですが、見どころは?

阿久津:前作には念能力が出てなかったので、もうそこですよね。前作は、肉体でどうにかして戦うことが多かったので、そこに念能力がどう表現されて加わるのかを考えると、絶対に面白いと思います。それだけでもだいぶ雰囲気が変わってくるんじゃないかと思いますね。

大友:前作でも、キルアの肢曲のシーンとかいろいろありましたけど、今作で戦い方も変わったり、ヒソカの念に気づくところとかもどうなるのか楽しみだよね。

阿久津:今作では肢曲のシーンみたいなのが増えたりしてくるんだろうなと考えると、すごく楽しみです。

大友:僕は、天空闘技場や、クラピカが戦ったりとか、ヨークシンシティだったりとか、たくさんの見せ場がある中での話の進め方が見どころだと思っています。

原作5巻~13巻ぐらいまでの大ボリューム!

――原作の5巻から13巻ぐらいのお話と考えると、ボリュームがありますね。

阿久津:めちゃくちゃありますよね。

大友:原作を読んでいた時に1冊1時間ぐらいかけて読んでいたので、すごいボリュームですよね。なので、原作そのままを舞台にすると時間がかかってしまうから、それをギュッとまとめないといけないんですけど、台本を読んだ時に「こうまとまったんだ!」と思いました。原作を読んだ後に台本を読むと、ここがこうまとまっているのかと気づきがあって、そういうところも楽しいですね。だから、原作やアニメで展開を知っている方も、そういう部分も楽しめるんじゃないかと思います。

阿久津:前作で、ゴンがキルアとクラピカとレオリオに会って、今作でより4人の仲間意識というか、絆みたいなのができると思うんです。今作だと、クラピカがゴンたちに対して自分の心の中とかを打ち明ける描写もあるので、そこでより4人の深く強い絆が生まれる部分も楽しみです。

大友:そこも楽しみだよね。

阿久津:前作でも最後に「9月1日、ヨークシンシティで!!」と4人で言った時は、グッと来るものがあったけど、それよりさらに深いものが今作で生まれるんだって考えると楽しみですし、みんなの目も表情も全然違うんだろうなと想像すると、すごくワクワクしています。

大友至恩と阿久津仁愛が語る、キャスト陣のすごさ

――お二人とクラピカ役の小越勇輝さん、レオリオ役の近藤頌利さんの4人は前作でも非常に息が合っていたと思いますが、お二人から見た小越さん、近藤さんの印象は?

阿久津:二人とも“プロだ!”と感じました。

大友:すごく頼れるというかね。

阿久津:稽古場でも、最初から出来上がっていた感じだったよね。

大友:稽古でお二人の芝居を見て、めっちゃ焦りました(笑)。

阿久津:キャラクターとしてのたたずまいとか、発声の仕方とかに稽古初日から本当に圧倒されたので、「やばいぞこれは……」となっていました(笑)。

――逆に、これは頑張らなければいけないというような、いい緊張感ができたんじゃないでしょうか?

大友:そうですね。

阿久津:でも、稽古の合間とかの普段はすごく気さくで優しいですし、俯瞰してアドバイスをしていただいたりもしました。

大友:そうなんですよ。自分が見えてないところを見てもらったりとか。

阿久津:4人でやっているシーンで、やりづらいところとかも、お二人からこうしたら成立するんじゃない?と、具体的なアドバイスをいただきましたし、なるべくゴンがセンターに立てるように、前に行けるようにというところも、見ていただいていました。

大友:すごく考えてもらいました。役の感じ通りの印象そのまま、やっぱり頼れる方々という感じです。

阿久津:頌利くんは特に張り詰めた時とかに、ふざけて場をくだけさせてくれたり、勇輝くんは魅せる能力が本当にめちゃくちゃすごいです。勇輝くんはテニミュの時からずっと思っていたんですけど、背中で見せてくれるようなイメージで、クラピカはセリフが多いのに、もう淡々と軽くやっているようですごいですよね。だから、今作で4人が集まるところの安心感はすごくあります。

大友:4人が集まるシーンで、「ついに揃った!」となるんじゃないかな。

――今作から登場するクロロ演じる太田基裕さんの印象はどうですか?

大友:ビジュアル撮影の時に太田さんとお会いしました。僕の後の撮影で、入れ違いだったんですけど、撮影を見学させていただいて、お勉強させていただきました。見た瞬間に、「クロロだ!」という感じで、本当にすごいなと思いましたね。

阿久津:何か話した?

大友:いや、もう見させていただきますという感じだった(笑)。

阿久津:ゴンみたいに絡んでいきなよ(笑)。

大友:さすがにそんなの無理だよ!できない、できない(笑)。でも、本当に撮影する瞬間に空気がスッと変わって、念でオーラを練っていると思いましたね。

阿久津:オーラが見えた?

大友:見えた、見えた!

――幻影旅団のビジュアルが解禁された時のファンの方々の盛り上がりもすごかったですね。

阿久津:そこも楽しみですね。やっぱり幻影旅団はキャラクター1人1人のビジュアルもすごく強いので、そこも舞台で観たらすごく感動するんだろうなというのはあります。特に(田鶴)翔吾くんが、前作ではゴトーを演じていて、今作ではフィンクスという違う役で出演しているんですけど、2.5次元の作品で同じ作品に違う役でまた出演するみたいなのを、あんまり聞いたことがないので気になっています。翔吾くんは、本当に作品愛に溢れている方なんですよ。

大友:前作でも、グッズで出ているカードを全員分揃えていたよね。

阿久津:『HUNTER×HUNTER』のウエハースのお菓子もめっちゃ買ってた(笑)。

――前作でもインパクト抜群だったヒソカ役の丘山晴己さんの印象は?

大友:舞台裏のメイク室でずっと一緒に踊っていました(笑)。毎回、メイク時間になると、丘山さんが音楽を流しながら、スピーカーとスマホを持ってノリノリで入ってくるんです(笑)。その流す音楽がとてもいい曲ばかりなんですよ。丘山さんのお気に入りの曲なんだろうなと思いながら聴いているうちに、ちょっと自分もノってきたりとかして、それで二人で踊っていました(笑)。一気にメイク室が明るくなる感じでした。

阿久津:華やかになるよね。場を盛り上げるのがめちゃくちゃうまい方です。

大友:稽古序盤からみんながもうめちゃくちゃ笑って、本番でもアドリブが入って、面白かったです。

阿久津:ピリッとしたところと、ふざけるとこはとことんふざけてお客様を爆笑させる、みたいなギャップもいいよね。ヒソカ役にピッタリだと思います。

大友:本当に。

――将来、ああいう役柄を演じることになったとしたら?

大友:いやー、難しいと思います。

阿久津:丘山さんは普段からそういうキャラクター性のある方なので、よりそこが引き立っているなというのもあるから、本当に丘山さんにしかできない役だなと思います。

『HUNTER×HUNTER』THE STAGE 2 大友至恩×阿久津仁愛インタビュー「4人が集まるシーンで、『ついに揃った!』となる」

自分が持つならどんな念能力を持ちたい?

――今作でいよいよ念能力が登場しますが、自分が持つならどんな念能力を持ちたいですか?

大友:クロロの念能力「盗賊の極意(スキルハンター)」で、他の人のスキルをもらいたいです。

――それは役者としてのスキルとかですか?

大友:もう1から10まで全部、もう何もかもを奪い取ります(笑)。

阿久津:僕はすごく雨男なんですよ。だから、雨を使った念能力を取得したいかも。ロケとかもあるので、この職業柄雨ってメリットがあんまりないんですよね。なので、それを逆にいい方向に変えられる念能力があったらいいなと。雨を使って癒やしたり、攻撃したりとか、室内にも雨降らせて、いい感じの湿度にしたりとかね(笑)。

――最後に、今作を楽しみにされているファンの方へメッセージをお願いいたします。

阿久津:まだ稽古は始まっていませんが、始まったらいろんなことに追われる日々だと思うので、キャストの皆さんと仲良くなって、少しでも力を抜いて楽しんでできるように頑張れればいいなと思っています。あとは体力作りですね。稽古場までの道とか、ちょっと走ったりして体を温めたりとか、まだ時期的にも寒いので、体調にも気を付けて頑張りたいと思います。また劇場でお待ちしております。

大友:僕自身、前作を通して成長するところもたくさんありました。ゴンとしても成長していく段階ではあるんですけれど、ハンター試験と、ゾルディック家の話を乗り越えて、天空闘技場に向かうゴンのそこでの考え方、そして見た目の面も変わってくると思うので、そこをしっかり演じきれたらいいなと思います。皆さん、ぜひ劇場でお会いしましょう。

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

\DMM TVでライブ・アーカイブ配信決定!/

視聴ページはこちら

詳細>>https://tv.dmm.com/vod/?season=5479nelkep00273

【ライブ配信】
2024年3月16日(土)18:00 初日公演
2024年4月14日(日)18:00 千秋楽公演

『HUNTER×HUNTER』THE STAGE 2 公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2024年3月16日(土)~3月31日(日) 天王洲 銀河劇場
【大阪公演】2024年4月6日(土)~4月14日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

【チケット一般発売】2024年2月18日(日)10:00~

スタッフ・キャスト

【原作】 冨樫義博(集英社「週刊少年ジャンプ」より)
【脚本・演出】 山崎彬
【音楽】 坂部剛

【出演】
ゴン役:大友至恩
キルア役:阿久津仁愛
クラピカ役:小越勇輝
レオリオ役:近藤頌利

ノブナガ役:村田充
フェイタン役:平松來馬
マチ役:秋野祐香
フィンクス役:田鶴翔吾
シャルナーク役:織部典成
シズク役:佐當友莉亜
パクノダ役:鳳翔大
ウボォーギン役:伊勢大貴

シルバ役:北村圭吾
ゼノ役:椎名鯛造

センリツ役:岩田弘子
ネオン役:櫻井佑音
ライト役:和泉宗兵

ヒソカ役:丘山晴己

クロロ役:太田基裕

高岩芯泰 辻本将平 原池優 藤田浩太朗 古田伊吹
山崎里彩 岡村拓真 河野凌太 小池堆賀 島田隆誠
平井浩基 山上和輝 山﨑竜之介

あらすじ

〝9月1日、ヨークシンシティで!!──〟

ハンター試験を終えたゴン、キルア、クラピカ、レオリオは、それぞれの地で念能力を習得し、世界最大のオークションが行われるヨークシンシティで再会を果たす。
時を同じくして、クロロ率いる幻影旅団もまた、全ての競売品を奪うべくヨークシンに集結していた。通称〝クモ〟と呼ばれる幻影旅団は、かつてクラピカの同胞・クルタ族全員の命を奪った盗賊グループであった。
鎖のように絡み合う運命。怒りと悲しみで緋色に染まるクラピカの瞳。制約と誓約。
やがてクラピカは復讐を成し遂げるべく、幻影旅団に一人で立ち向かってゆく。
果たしてゴンたちは、大切な仲間の心を安寧へと導くことができるのか──。

公式サイト

【公式サイト】https://hunter-stage.jp
【公式X(Twitter)】@hunter_stage
(C)P98-24・『HUNTER×HUNTER』THE STAGE 2製作委員会

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