まさかのミュージカル化『女の友情と筋肉』青柳塁斗にとって筋肉とは?


2022年9月16日(金)より東京・品川プリンスホテル ステラボールにて上演される『女の友情と筋肉 THE MUSICAL』。ちょっぴり(?)マッスルだけど、とても優しい仲良し三人組女子”イオリ、ユイ、マユ”が繰り広げる日常をギャグ満載で綴った超個性派4コマ漫画が、ミュージカル化される。

一体どんな舞台になるのか全く想像もつかない本作で、ツインテールがトレードマークのアパレル販売員・マユを演じるのは、まさにハマり役ともいえる鍛え上げられた筋肉を誇る青柳塁斗。稽古に先立って行われたキービジュアル撮影の合間に取材を行い、本作への意気込みや、筋肉や筋トレへの思いについて話を聞いた。

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)

――ビジュアルの撮影を終えたばかりということで、マユの姿になってみていかがでしたか?

率直に、女性の可愛くするための時間や労力ってすごいなと思いましたね。

――準備には全部でどのくらい時間がかかったのでしょう?

2時間はかかっています(笑)。アイラインを引いたり、つけまつげをつけたりして、目元だけでも45分くらいかかったかな。ウィッグも綺麗なのを選んでいただきましたし、(メイクさんたちに)色々とこだわってやっていただきました。

――仕上がりをみて、ご自分ではどう思いますか?

分からないです(笑)。求められている原作の漫画の感じには割と近づけているとは思います。可愛いかどうかはちょっと・・・。でも(ミニスカートなので)「気を付けよう」という気持ちにはなりますね。男性の方にも、「見ていてヒヤヒヤする」って言われましたし。

まさかのミュージカル化『女の友情と筋肉』青柳塁斗にとって筋肉とは?

――マッスル女子3人組を、男性3人で演じることとなりましたが、共演者のご印象を教えてください。

福ちゃん(福田悠太)にはフィッティングの時に会っていたのですが、すでにイオリの格好をしていて、顔は正直ちゃんと見られなかったんですけど(笑)。今日はちゃんと見ることができました。すごくフランクに話しかけてくれますし、ふぉ~ゆ~のこっしー(越岡裕貴)とか、共通の知り合いもいてすぐに盛り上がりましたね。

(冨岡健翔は)今日が初めましてだったのですが、お互いにすごい格好で会って、「こんな格好ですいません」みたいな感じでした(笑)。まだちゃんとは喋れてはいないのですが、声がとってもカッコいいなと思いました。

――“青柳さんと言えば筋肉”というイメージがありますし、今作は筋肉がテーマのひとつでもありますが、オファーを受けた時のお気持ちは?

もうこのタイトルだけで「やりたい!」って思いましたね。フィットネスブームなどで筋肉がメディアなどで注目されている中、こういった作品がミュージカル化されるということは、「ついに時が来たんだな」と感じました。

――筋肉を題材にした舞台だからこそ表現したいことはありますか?

造形美はすごく大事にしたいなと思っていて。一個一個の部位の綺麗さとか、筋繊維、筋肉の動きが見えたら、「本当にリアルなんだ」って分かりやすいとは思いますし。もしかしたら、客席にも筋肉ゴリゴリの人がいるかもしれないですよね。

――どのように役作りをしていこうと思っていますか?

マユはアパレルメーカー・チェルシー渋谷店店長で、ちょっとキャピキャピもしているし、女子力も高い女の子だと思います。女性を演じる上で、意外と目を引くのって所作だったりするので、そういう細かいところにこだわっていきたいと思っています。今もネイルをつけているんですけど、それだけで感覚が変わるんですね。でも、そういう気づきもヒントになるなって思っています。

――“女子らしさ”にフォーカスされているんですね。

いかに可愛く見えるか、みたいなギャップは欲しいなと思っています。髪の毛をいじる仕草とか、くくる動作とか、前に持ってくるさりげなさとか。あとは、コートの畳み方とかサッと置く時とかに、女子らしさが出るなと感じるので。

まさかのミュージカル化『女の友情と筋肉』青柳塁斗にとって筋肉とは?

――マユたちのような、鍛えている女子についてはどう思いますか?

素晴らしいと思います!僕も鍛えているので、そういう面で話も合うだろうなあ。この作品の3人は、とんでもなくすごいですけどね。「美」にこだわって、筋トレして、時間とお金と労力をかける姿は、半端じゃないなと思います。

――(資料を見て)マユはソフトボール投げ85mって書いてありますね・・・。

すごいですよね。僕(の記録)は過去すぎて、全然分からないです(笑)。

――イオリの握力97kg、ユイの100m走10秒8とかは勝てそうですか?

無理です!無理無理無理無理!僕は握力50kgちょいとかなので・・・97kgは力士並みですよ。100m走も相当だし。それにみんな身長もすごく高いですしね。

――そもそもの疑問なのですが、青柳さんが鍛えはじめたきっかけは?

元々は、足を怪我してからリハビリを兼ねて始めたんです。あまり足を使えない期間が10ヶ月ほどあって。普段からブレイクダンスなどもやっていたのもあり、怪我をしない体づくりをしようと思って、ボディメイクや筋トレをするようになりました。

――「有吉反省会」では、筋肉を鍛えすぎてマネージャーさんが困っているというお話もされていましたよね(笑)。

それもありますが(笑)。今回のように、仕事にも繋がっていますからね!こういう役もやりつつ、服を着れば着やせできますから。でも、(今回の舞台では)生身で実際にやっているぞ!っていうところを見せられるのは嬉しいです。

まさかのミュージカル化『女の友情と筋肉』青柳塁斗にとって筋肉とは?

――『女の友情と筋肉』というタイトルにかけまして、青柳さんにとって友情とは?筋肉とは?

何だろうな…何も言わずに連絡がくるみたいなことですかね。相手が察してくれている、みたいな。それから、困っている時ほど助けないし、泣いている時ほど心配してこない。暗くならないし、過度な心配もしないってことですかね。

筋肉とは・・・メンタルを鍛えることです。自分に辛いものを課して、乗り越えて。諦めないとかポジティブになる要素があると思います。見た目だけじゃなくてメンタルも鍛えているよ!ってことですね。

――どんなミュージカルになるのか、予想もつかないのですが、青柳さんの肉体美が存分に活かされることを楽しみにしています!

まだどれくらい踊るのかとか歌うのか、僕もまだ分からないのですが、ミニスカートなので見えないように気をつけなくちゃいけないですね(笑)。そういうのも込みで、みんなハラハラ見られるのではないでしょうか。笑いの絶えない稽古場になるでしょうし、笑いの絶えない作品にもなると思います。たくさん笑って、女性に共感していただけるようなマユを作り上げていきたいと思います!

 

この投稿をInstagramで見る

 

エンタステージ(@enterstage_jp)がシェアした投稿

公演情報

上演スケジュール

2022年9月16日(金)~9月25日(日) 東京・品川プリンスホテル ステラボール
2022年10月1日(土)~10月2日(土) 大坂・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

スタッフ・キャスト

【原作】KANA/星海社
【脚本・演出】村上大樹
【音楽】金子隆博
【配役/出演】
村上イオリ/福田悠太(ふぉ~ゆ~)

神田ユイ/冨岡健翔(ジャニーズJr.)
小西マユ/青柳塁斗

手塚アンリ*(悩める受付嬢)/佐藤璃果(乃木坂46)
佐藤ヒロユキ(ユイの彼氏)/吉田広大
泉マサノブ(マユの彼氏)/平野潤也
渡辺ダイスケ(ユウヤの後輩)/森田桐矢

吉本ユウヤ(イオリの彼氏)/廣瀬智紀
ISEKAI*(京太郎の手下)/加藤 啓

響ワタル(ユイの上司)/山崎樹範

竹花京太郎*(演出家)/貴城けい
*=舞台オリジナル人物

チケットぴあ
まさかのミュージカル化『女の友情と筋肉』青柳塁斗にとって筋肉とは?
最新情報をチェックしよう!
テキストのコピーはできません。