2021年3月6日~3月14日
目次
愚かしさのようなものほど永遠を感じさせるものはない
美しく青きドナウのほとり、ウィーンの下町の商店街。
人形修理店の娘マリアンネは、隣の肉屋のオスカーとの婚約から逃がれ、ゴロツキのアルフレートに一目惚れして駆け落ちする。肉屋なら食いっぱぐれないだろうと安心して娘の結婚を願っていた父(魔術王)は、娘との縁を切る。
一年後、アルフレートとマリアンネの間には乳飲み子がおり、生活は困窮している。かつての情熱は消え去り、マリアンネはアルフレートの実家に息子を預けて働き口を探す。
マリアンネの父は甥エーリヒやその愛人ヴァレリーらとワインの新酒を祝う会で飲んでいたが、騎兵大尉に連れていかれたキャバレーで、半裸の踊り子として登場したマリアンネと再会し、激怒する。客からの売春を拒否するマリアンネだが、その腹いせに、金を盗んだと警察に突き出され、留置所に入れられてしまう。
マリアンネを不憫に思ったヴァレリーの計らいで、マリアンネと父はなんとか和解。元婚約者のオスカーもマリアンネを受け入れ、皆でアルフレートの実家に息子を迎えに行く。
大団円と思いきや、息子は祖母によって殺害されていた。マリアンネの悲痛な叫びの中で幕。
詳細情報
公演期間 | 2021年3月6日~3月14日 |
劇場 | 東京芸術劇場 シアターウエスト |
キャスト | 和田響き 仙谷貴久江 原口久美子 志賀澤子 ほか |
スタッフ | 作:ホルヴァート 訳:大塚直 演出:公家義徳 ほか |
主催 | 東京演劇アンサンブル |
公式サイト | http://www.tee.co.jp/ |