【延期】演劇企画ユニット 劇団山本屋 20周年記念公演「8号」『ハイイロノクロ』

2020年7月22日～7月28日

この物語は、僕たちとこの劇場に来ていただいたあなたたちとの物語である――

舞台は地球と偶然同じ言語、地形、歴史を持った、地球にとても似ている惑星の
偶然、地球と呼ばれている「場所」での物語。
何が違うというと、この地球で流行っている「コロナ」とは違う未知なるウイルス
「デウス」によって世界の人口は減少していた。

交通手段は規制され、各場所に駐屯地を構えながら、
人口は一極集中型の都市形成から、感染を予防する為に地方分散型と変わり、
人類は散り散りとなり生活をしていた。
文化、芸術、人が集まることは封鎖され、かつての活気を失われ変わり果てていた。

この物語は、とある極東の島国で音楽を夢見て田舎を捨てて出て行った三人の若者が、
「デウス」によって芸術を規制され田舎町へと戻った所から始まる。
帰ってきた「ムイロ」「ニマク」「トキサビ」は三者三様の生活をしており、
小さい街にいながら顔を合わすことはなかった。
その傍ら、三人に憧れを抱いていた後輩の「ハクト」は村人たちと、
今この時代に禁止されていた年に一度のお祭りを実行するために奮闘していた。

そこに、都会からやってきた女性「キヌ」の来訪によって、止まっていた芸術の針が動き出す――。

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